部屋干しのニオイ対策には『ティートゥリー』の抗菌パワーで爽やかに!

ディフューザーで香りが広がる部屋

週間天気予報にズラッと並ぶ傘マーク。完全に梅雨です。せっかく洗ったタオルも、この時期ばっかりは洗う前よりキツイ感じになってる気がします・・・外に干せないし、湿度が高くて乾きが悪いし、悩ましい梅雨時の洗濯。洗濯物の生乾きのニオイは、雑菌の繁殖が原因だそうです。

梅雨の部屋干し

そこで、ぜひ取り入れたいのが、抗菌力がケタはずれのティートゥリー精油です。ディフューザーで香りを拡散して使うと効果的です。部屋干しした時に、これを稼働させておくと、雑菌の繁殖をおさえてくれるのです。乾燥機や洗剤など駆使して梅雨対策バッチリって方も、部屋の空間を清潔に保ちたい時におすすめです。

とはいえ、正直、タオルのニオイ解消!まではなかなか至らないのですが・・・家族が柔軟剤などの人工香料が苦手で、乾燥機もないので、ここは自然派を貫きます!ティートゥリーの爽やかな香りはリフレッシュ効果も高いので、純粋に香りを楽しみたい方にもおすすめです。

わたしは、エンハーブのティートゥリーを使用中です。ディフューザーで使うと、ヒノキ風呂にいるようないい香りがします。森林浴をしているようです。単品でも楽しめて、効果も万能な精油です。

抗菌パワーとウッディーな香りが魅力のティートゥリー

ティートゥリーは、オーストラリアやニュージーランドに生育する常緑樹です。古くから万能薬として利用されていました。清涼感がありフレッシュでシャープな香りが特徴です。

抗菌・抗真菌、抗ウィルス、抗炎症、消臭など多くの作用がありますが、皮膚や粘膜に対しては刺激が少ないので、初心者でも扱いやすい精油です。ラベンダーなどと並んで、よく使われる精油の1つです。

風邪や花粉症の予防・症状にも有効で、特に冬場や春先の香りにおすすめです。部屋の空気を浄化し、いやなにおいを取り除く効果もあります。 

ティートゥリーを使った『抗菌・頭皮スプレー』や『マスクスプレー』の作り方は下記をご覧くださいね。

ハッカ油で、スーッと冷んやり『虫よけスプレー』を手作り

草原のミント

何かと万能に使えるハッカ油を常備している人は多いのではないでしょうか。特に、北海道の北見市で作られる「北見ハッカ」は、雑貨店などでもよく見かけますね。ハッカ油があれば、簡単な手順で虫よけスプレーも作れます。

北見ハッカ油

出典 Amazon

ハッカ油の主成分・メントールの特徴である爽快なスーッとする香りを虫たちが嫌います。さらに、冷んやり効果抜群のメントールは、体感温度を4℃下げるといわれていて、暑さ対策としても使えるスプレーを作りたいと思います。

ちなみになる話ですが、ハッカはミントの品種の1つで、日本で自生しているミントのことをいいます。ミントには多種多様な品種があって、スーッとする清涼感が特徴ですが、ハッカ、ペパーミント、スペアミントは、植物自体が異なるので、成分も異なるんです。

《メントールの含有量》
・ハッカ:70〜80%
・ペパーミント:40〜50%
・スペアミント:ほぼ0%

ミント好きの娘もハッカとペパーミントの香りを嗅ぎ分けました。ハッカ油は、濁りのないスーッとした香り、ペパーミント精油は、深い甘い香りにスーッとした香りが隠れている感じがします。アロマ系で癒されたいならペパーミント、日常使い(虫よけや消臭スプレー、湿布や軟膏、肌や髪のケア用品)にはハッカ油と目的に合わせて使うのがおすすめです。

スペアミントには、メントールがあまり含まれていない代わりに、スースー感は控えめなカルボンという甘い香りをもつ成分が主体になっています。欧米では料理に使うミントと言えば、スペアミントを指します。

北見ハッカ油の虫よけスプレーの材料

《材料》
・ハッカ油・・・10滴(約0.5ml)
・無水エタノール・・・5ml
・精製水・・・45ml

《用意する道具》
・スプレー容器
・計量スプーン

無水エタノールと精製水が手に入らない場合、水道水とハッカ油だけをミックスして使っている方もいるそうです。ただ、肌が弱い方や小さなお子さまへの使用は、安全性に配慮してくださいね。

作 り 方

1

容器に無水エタノール5ml、ハッカ油10滴(約0.5ml)を入れます。先にエタノールでハッカ油を溶かしてから、水を入れる必要があります。この順番は守りましょう。

2

精製水45mlを入れます。

精製水45ml入れる

3

できあがりです。作成日を記入して、水が含まれているので1〜2週間で使い切りましょう。

北見ハッカ油の虫よけスプレー

勉強がはかどる?子どもの集中力UPに『オレンジ・スイート』使ってみた。

オレンジの果実と精油

冬休みです。なにかと誘惑のある年末年始ですが、家庭での学習は大切。とはいえ、ON/OFFの切り替えはむずかしいですね。頭がすっきりする環境づくりにも、アロマの実力が発揮される“はず”なので活用したいと思います。

学習机にオレンジ精油とディフューザー

元気すぎてなかなか眠らない子なので、よし!眠りの導入にアロマを使ってみようと、はじめて子どもに選んだのがオレンジ・スイートでした。食用のスイートオレンジから抽出されていて、みずみずしい果実そのままの香りが楽しめます。リラックス効果の高い精油です。

一般的には、レモン、ローズマリー、ペパーミント、ユーカリなどはリフレッシュ効果が期待できて、頭をクリアにするはたらきがあるといわれています。アロマショップでも、認知症の予防におすすめのローズマリーやレモンをブレンドした商品を見かけます。中でもローズマリーは、血液循環を促すはたらきがあるので、脳を活性化させて集中力や記憶力を高めてくれるのです。テレワークのお供におすすめです。

それが、AEAJのネット記事にちょっと興味深いものがありました。「オレンジ・スイート精油が小学生の集中力などの気分に好影響を与え、計算ミスが軽減することが示唆された研究」というものです。オレンジ・スイート精油の芳香浴によって、計算を始めて早い段階から、前頭前野の脳血流が増加して脳が活発にはたらき、集中力が高まっていることがわかるという実験結果の話題でした。

勉強の効率を上げる=集中力を高めると発想しがちですが、ストレスを緩和することから効率を上げるということなんですね。香りで気分を切り替えるのは方法の一つだと思います。純粋に好きな香りを選ぶのもいいかもしれませんが、作用も穏やかなオレンジ・スイートは、子どもにも安心して使用できます。

子どもが言うには、この香りがすると頭がすっきりしてきて「はじめよっかな」という気分になるそうです。さらに集中力を発揮したいときには深呼吸をするようにすすめました。呼吸法を大切にしている鬼滅の刃の教えはすばらしいですね。

ハーブの有効成分たっぷり!カレンデュラとエキナセアの『ハーブチンキ』

ハーブチンキと赤やオレンジの花

子どものしもやけ対策、再びです。11月下旬からラベンダーのマッサージオイルでケアしています。毎晩マッサージを楽しんでくれて、症状も緩和されるようです。さらに登山用の靴下にアップグレードしました。期待どおりポカポカでサラサラ。でも!ここ数日の冷え込みは強烈で、状況は一進一退・・・

ムートンブーツを履いて落葉の上に立つ

チンキとは、ハーブをウォッカやホワイトリカーなどのアルコールに漬け込んだものです。ハーブティーでは抽出できない成分も、度数の高いアルコールなら抽出することができます。チンキは、ハーブの有効成分を効率よく取り入れることができるのが魅力です。しかも材料を合わせて漬けておくだけです。

アルコールの殺菌作用があるので、ハーブチンキは冷暗所で1年ほど保存できます。飲み物に入れたり、肌のお手入れなど、内用、外用どちらにもアレンジできます。日本人にはあまりなじみのないものですが、フランスやイギリスでは昔から家庭の万能薬として身近な存在だそうです。

カレンデュラチンキは皮膚や粘膜の修復に役立ちます。エキナセアチンキは、薄めて飲んだり、うがい薬にして、風邪予防に日々活用できます。この2種類を作りました。わが家では、しもやけ対策としてマッサージオイルに混ぜます。

カレンデュラとエキナセアのハーブチンキの材料

《材料》
・ドライハーブ・・・10g(目安)
・40度のウォッカ・・・100ml

《用意する道具》
・漬け込み用のガラス容器(200ml程度)
・保存用の遮光ガラス容器
・計量カップ
・茶こし

アルコール度数が40度のウォッカの代わりに、35度のホワイトリカーも使えます。チンキは長期保存するので、使用する容器は雑菌が入らないよう必ず熱湯消毒して、清潔な道具を使いましょう。

作 り 方

1

漬け込み用のガラス容器にドライハーブ10gを入れます。右がカレンデュラ、左がエキナセアです。

カレンデュラとエキナセアのハーブを入れたガラス容器

2

ウォッカ100mlを注ぎ入れます。

ガラス容器にウォッカを注ぐ

3

容器の蓋を閉めてよく振ります。作成日を記入して、冷暗所で約2週間保管します。注意することは、ハーブがウォッカより上にでないことと直接日光に当たらないようにすることです。1日1〜2回は容器をよく振りましょう。

蓋をしたカレンデュラとエキナセアのガラス容器

2週間後

茶こしを使って保存容器に入れ替えたら、できあがりです。作成日を記入して、冷暗所で1年ほど保存できます。コーヒー用のペーパーフィルターを使うのも便利です。

コーヒーフィルターを使って容器に入れ替えたカレンデュラチンキ
カレンデュラとエキナセアのハーブチンキ

材 料 の こ と

 1 ハーブチンキのおすすめの使い方
   1.1 飲みものに
   1.2 うがい薬
   1.3 肌の手入れ
   1.4 手浴、足浴
 2 今回使用したハーブ
   2.1 ①カレンデュラ
   2.2 ②エキナセア
 3 ハーブチンキを使うときの注意

ハーブチンキのおすすめの使い方

チンキ、チンキ剤、ティンクチャーとも呼ばれます。ハーブティーは水溶性の成分、オイルにつけた浸出油は脂溶性の成分しか抽出できませんが、アルコールに漬け込むことで両方の成分を得られます。同じチンキを、目的に応じて内用と外用に利用できるのも大きな利点です。

飲みものに
コップ1杯あたり小さじ半分ほどを目安に、お湯や水、ハーブティー、ジュースなどの飲み物に混ぜます。お子さまやアルコールに弱い方は、アルコール分を蒸発させてからお飲みください。

うがい薬
コップ1杯あたり1〜3滴ほど加えて使用します。

肌の手入れ
いつものクリームやオイルに1~3滴ほど混ぜて使用します。お肌に使う際は様子をみながら、違和感がある場合にはすぐに使うのをやめてくださいね。

手浴、足浴
洗面器にお湯をはって、10mlほど垂らします。10〜15分ほど手や足を浸してリラックスしてください。

今回使用したハーブ

チンキはどのようなハーブでも作ることができます。漬け込むハーブによってさまざまなことに活用できます。

カレンデュラの花のイラストカレンデュラ
別名、マリーゴールド。クレオパトラも愛した若返りのハーブ。美肌のためのスキンケア、口内炎や喉の炎症に効果的。抗菌作用は風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも。鮮やかなオレンジ色の花びらは、脂溶性の成分が多く含まれるカロテロイド色素。ハーブティーでは抽出しづらいので、オイルを使用したり、アルコールに漬け込んだりして、外用としての使用もおすすめ。軽い傷ややけどの手当て、日焼けには湿布や軟膏などでよく使われます。

エキナセアの花のイラストエキナセア
免疫力をアップするはたらきが注目されているハーブ。自己治癒力を高めるはたらきがあるほか、抗ウィルス作用や抗菌作用、消炎作用があるため、風邪やインフルエンザに役立ちます。季節の変わり目など体調を崩しやすい時期にもおすすめ。苦味や酸味などクセのない風味です。治りにくい傷には外用として使用できます。

ハーブチンキを使うときの注意

●チンキは長期保存するものなので、漬け込み用のガラス容器や保存用の容器は雑菌が入らないよう必ず熱湯消毒します。
●光や酸化による成分の変化を防ぐために、保存には遮光性のガラス容器を使い、しっかり密閉して冷暗所で保存します。
●チンキはアルコールを含むので、お子さまや高齢者の誤飲、火気に十分注意してください。
●内服する場合、お子さまやアルコールに弱い方は、電子レンジで温めるなど、アルコール分を蒸発させてからお飲みください。アルコール分が残る場合があるので、運転中や運転をされる前にはお控えください。
●肌に直接つける場合は、事前にパッチテストを行なって、最初は割合を少なめに作りましょう。違和感がある場合にはすぐに使うのをやめてください。

風邪のつらい症状を和らげるユーカリやペパーミントの『ス〜ッとマスクスプレー』

グリーンリーフや清潔感のあるタオルと精油

今年の暖かい12月もついにここまで。気温は下がり、空気が乾燥する冬がきました。うっかり風邪をひいてしまったら、鼻や喉のつらい症状を和らげてくれるスプレーを、マスクにシュッ!ユーカリやペパーミントのス~ッと鼻に抜けるような香りで呼吸も楽になります。

グリーンと不織布マスク

コアラが食べることでも有名なユーカリは、たくさんの種類があって、アロマテラピーで使われる品種にも、香りや効果に微妙な違いがあります。最も代表的なのはグロブルス種ですが、刺激が強め。マスクに含ませて吸入したり、小さな子どもに使うなら、香りも穏やかなラディアタがおすすめです。

風邪といえばユーカリといわれるほど、呼吸器系のトラブルに大きな効果をもたらします。ヴィックス・ヴェポラッブにも天然のユーカリ精油が配合されているそうです。ペパーミントは、風邪による喉や頭の痛みを鎮めてくれたり、鼻づまりや痰の排出に役立ちます。抗菌力がケタはずれのティートゥリーは、風邪予防にも役立ちます。

コロナウィルスやインフルエンザウィルスはエンベロープと呼ばれる脂質で包まれていて、これに精油が吸着することで、ウィルスが私達の細胞に侵入・吸着するのを阻害する作用があるそうです。なので、精油が最も抗ウィルス作用を示すのは感染初期。かかる前にティートリーをマスクに含ませておくのは、かなりおすすめです。

抗菌力の高い香りは効果的ですが、ラベンダーなどストレスケアの香りも欠かせません。風邪をひいている時、ひきそうな時は、心身のバランスが崩れ、免疫も落ちている時。天然のいい香りは心身の疲れをほぐしたり、自律神経のバランスを整えてくれるので、風邪の予防にも役立つといわれています。

ユーカリやペパーミントのマスクスプレーの材料

《材料》
・ユーカリ・ラディアタ(精油)・・・2滴
・ペパーミント(精油)・・・1滴
・ティートゥリー(精油)・・・2滴
・無水エタノール・・・3ml
・精製水・・・2ml

《用意する道具》
・スプレー容器
・計量カップ
・計量スプーン

手作りマスクスプレーは、ボデュー用スプレーの材料がポピュラーなようですが、ひと吹きの香りが強く長持ちするよう、香水の分量で作りました。直接お肌には使えません。香りが強すぎる場合には精製水で調整してください。

作 り 方

1

ビーカーに無水エタノール3mlを入れます。

無水エタノール3ml入れたビーカー

2

精油を入れます。ユーカリ2滴、ペパーミント1滴、ティートゥリー2滴。先にエタノールで精油を溶かしてから、水を入れる必要があります。この順番は必ず守りましょう。

ティートゥリー精油を入れたビーカー

3

精製水2mlを入れます。市販のミネラルウォーターでも大丈夫です。

精製水2ml入れたビーカー

4

スプレー容器に移します。

スプレー容器に移す

5

できあがりです。作成日を記入して、香りの調子を確かめながら約1ヶ月以内で使い切りましょう。使うときにもよく振ってください。色がつくことがあるので気になる方は注意してくださいね。直接お肌に触れないようマスクの外側から吹き付けます。

ユーカリやペパーミントのマスクスプレー

無水エタノールって?

精油と水を混ぜる目的で使用します。エタノールはアルコールの一種です。無水エタノールとは、純度が99.5%以上のアルコール。その名の通り、水を(ほとんど)含まないエタノールです。

揮発性が高いことで、無水エタノールには殺菌や消毒効果はほぼありません。日常で使われる消毒用エタノールは、殺菌消毒効果が最も高いとされる濃度80%くらいにあらかじめ希釈されたもの。無水エタノールも精製水で80%に希釈すると消毒用エタノールとして使えます。水にも油にも溶けやすいエタノールは、水溶性の汚れにも油汚れにも効果を発揮します。

ただし注意点として、アルコール濃度の高い無水エタノールは引火しやすいので、使用中はガスコンロなどの火は使わないようにしましょう。また揮発性が高いので、容器はしっかり密閉しましょう。もちろん飲んだり、目に入れたりしてはいけません。

今回使用したおすすめの精油

1種類の植物の香りだけでも多くの作用が期待できますが、さらにいろいろな個性をもつ精油をブレンドすることで相乗効果を得ることができます。自分の目的や好みにぴったりな香りを探しましょう。香りの揮発速度を「ノート」といい、「トップ、ミドル、ベース」の3つに分類されます。それぞれのノートをバランスよくブレンドすることによって、長時間安定した香りを楽しむことができます。また精油の香りは、大きく「ハーブ系、柑橘系、フローラル系、オリエンタル系、樹脂系、スパイス系、樹木系」の7つのタイプに分けられます。同じタイプの精油は、ブレンドする時にも相性がよく調和のとれた香りを作れます。

ユーカリの木のイラストユーカリ・ラディアタ
主成分は1,8-シネオールで、フレッシュで清涼感のある香り。ユーカリ精油で共通する作用は、抗菌、抗ウイルス、抗炎症作用に優れ、気管支炎や花粉症のカタル症状、喉の不調などに最適。風邪や花粉症の時期に香らせれば、空気を浄化して症状の緩和や予防に役立ちます。皮膚刺激が少なく香りも穏やかなラディアタは、スキンケアにも用いられます。

ペパーミントのイラストペパーミント
お菓子や薬品などに広く利用されています。主成分はℓ-メントールで、神経を刺激する作用と鎮静する作用を合わせもちます。眠気を覚ましたい時やリフレッシュして集中力を高めたい時にぴったり。消化不良、吐き気、過敏性症候群による胃痛など消化器系の不調、咳や喉の痛み、鼻づまりや花粉症など呼吸器系の症状にも効果的。

ティートゥリーの葉のイラストティートゥリー
清涼感のあるシャープな香り。 抗菌・抗真菌、抗ウィルス、抗炎症、消臭など多くの作用がありますが、皮膚や粘膜に対しては刺激が少なく、古くから万能薬として利用されていました。風邪や花粉症の予防・症状にも有効で、特に冬場や春先の香りにおすすめ。部屋の空気を浄化し、いやなにおいを取り除く効果も。

ラベンダーのイラストラベンダー
爽やかであたたかみのあるフローラルの香り。交感神経を落ち着かせる、リラックスの代表選手。鎮静、鎮痛、抗うつなど幅広い効能で万能といわれます。作用が穏やかで子どもにも安心して使用できるのも大きな魅力。頭痛、筋肉痛、月経痛などの鎮痛、やけどや傷の手当て、スキンケアにも有効。

アロマクラフトを作るときの注意

精油は、香りがいいだけでなく、肌や体によい有効成分を含んでいますが、植物の中にある自然の状態よりもはるかに濃い状態になっています。そのまま使うと刺激が強いため、肌トラブルの原因になります。そこで、皮膚に使用する際は、精油を安全な濃度に薄めることが大切です。

AEAJのガイドラインでは、ボディートリートメントの際の希釈濃度の目安を1%以下、顔に使用する際は0.1%〜0.5%以下と定めています。ただし、これはあくまでも目安なので、必要に応じてガイドラインよりもさらに低い濃度から使用することをおすすめします。また、事前にパッチテストを行なって安全の確認を行うことも大切です。

自分のお肌に合わせて材料を混ぜたいのですが、お肌に使う場合は特に、精油のグレードなどには注意が必要です。信頼できるお店から買うようにするなど、製品そのものの安全性にも配慮してください。消費期限内のものを使ってください。

もし何か問題が出た場合は、使うのをやめて、必要に応じて医師の診察を受けてくださいね。精油には、幼いお子さま、妊娠中の方は使えないものがあります。持病のある方や体調がすぐれない方も注意が必要です。使用の際は十分ご注意ください。

子どもと楽しむ!クッキー型でぽんぽんできる『プチ・アロマ石けん』

キリンの型抜きで作ったプチアロマ石けん

お菓子作りをするような感覚で、クッキー型で抜いたり、かわいいシリコン型に流し込んだり、溶かして固めるだけの「手作り石けん」です。子どもでも簡単にオリジナルの石けんを作ることができました。プレゼントラッピングにしてもかわいいですね。

ラッピングしたプチ・アロマ石けん

使用する石けんのもとは、電子レンジで溶ける「グリセリンソープ 」というものです。透明と乳白色があり、アロマショップなどで購入できます。

クッキー型で作るプチ・アロマ石けんの材料

《材料》
・グリセリンソープ ・・・100g
・精油・・・20滴
・色素

《用意する道具》
・石けんを溶かす耐熱容器
・ガラス棒(マドラー)
・カット用ナイフ
・バット+クッキー型/シリコン型

2〜3カ月で使い切れる量を作るようにしましょう。精油の量は、石けんの重量に対して1%が目安です。色のもとは、天然由来の食用色素を使用しました。粉末の場合は精製水に溶かして使います。

作 り 方

1

グリセリンソープを溶けやすいように均一にカットし、耐熱容器に入れます。角砂糖サイズを目安にしています。

グリセリンソープをカッティングボードにおいてナイフで切る

4回(25g)に分け、香りと色つけを変えることにしました。25gは小さめの石けん1つほどの量です。

グリセリンソープ25gをキッチンスケールで量る

粉末の色素は、精製水に溶かしておきます。付属のスプーン1杯に精製水15mlで作りました。石けんに入れると青の発色がいまいちで、ラベンダー色に・・・

青と黄色の粉末食用色素を精製水に溶かしたカップ

2

グリセリンソープを電子レンジで溶かします。25gの場合、500wで20〜30秒、あっという間に溶けだすので、10秒、20秒と様子をみながら溶かします。

※沸騰しないように注意してください。
※溶けた石鹸は熱くなっているので気を付けてください。
※溶けた石鹸は早く固まりますので、手早く作業しましょう。一度固まった石けんを、再度溶かし直すことは可能です。香りや色が変わる可能性があるので、複数回はおすすめしません。

3

精油と色水を入れ、気泡が立たないよう手早く混ぜます。オレンジ・スイート精油を5滴、黄色の色水は、ミクロスパーテル(耳かきサイズのスプーン)で5杯入れました。水を入れすぎると崩れたり割れたりする原因になります。

溶かしたグリセリンソープに精油と色水を入れて混ぜる

4

シリコン型に注ぎます。2回目(25g)は、ラベンダー精油5滴、青の色水で作りました。

シリコン型にグリセリンソープを注ぐ

常温で少しおいて固めます。

固まった石けんをシリコン型から手で取り出す

できあがりました。お菓子のグミのようです。

黄色とラベンダー色の猫型の石けん

5

3回目(25g)はバットに流します。3〜4mmに伸ばしました。発色がいまいちでしたが、子どもには型抜きしやすかったようです。厚みはお好みで調節してください。

グリセリンソープをバットに流す

常温で少しおきます。固まったらバットから石けんをはがして、型抜きをします。余った部分は、再び電子レンジで溶かして使えます。

薄く固めたグリセリンソープ をクッキー型で抜く

できあがりました。しばらく風通しのいい場所で乾燥させて、ぜひ香りがなくならないうちに使ってください。

キリンの型抜きで作ったプチアロマ石けん
花や蝶の型抜きで作ったプチアロマ石けん

グリセリンソープについて

保湿効果の高いグリセリンをたっぷり含んだ、溶かして固めることのできる石けん素地です。Melt&Pour(溶かして注ぐ)という意味で、MPソープともよばれています。好きな色や香りを入れたり、好きな型にしたり、色々なアレンジを楽しめます。合成のもの、植物性素材のものなど成分は商品によって違うので、よく見て選ぶようにしましょう。

今回使用したおすすめの精油3種

植物の香りを石けんに加えることで健康と美容に役立てることができるといわれています。組み合わせはあまりむずかしく考えずに、好きな香りを楽しむ要領でOKです。今回使用した精油は子どもにも優しい作用のものになります。

ラベンダーのイラストラベンダー
爽やかであたたかみのあるフローラルの香り。交感神経を落ち着かせる、リラックスの代表選手。鎮静、鎮痛、抗うつなど幅広い効能で万能といわれます。作用が穏やかで子どもにも安心して使用できるのも大きな魅力。頭痛、筋肉痛、月経痛などの鎮痛、やけどや傷の手当て、スキンケアにも有効。

オレンジ果実のイラストオレンジ・スイート
食用のスイートオレンジから抽出され、みずみずしい果実そのままの香りが楽しめます。リフレッシュ効果があり、明るく前向きな気分にしてくれます。一方でリラックス効果も高く、安眠の助けにも最適。作用が穏やかで子どもにも安心して使用できるほか、ビターオレンジと違って光感作が少ないのも特徴。

ローズマリーのイラストローズマリー
すっきりとした刺激的なハーブ調の香り。強力な抗酸化力をもち、さらに血液循環を促す効果にも優れます。中枢神経を刺激して集中力や記憶力を高める作用があり、勉強部屋や仕事場の香りにおすすめ。眠気覚ましにも効果的。肌を引き締め、脂性肌などのスキンケアや体臭予防にも効果を発揮。

アロマ石けんを作るときの注意

アロマ石けんを作るときには、いくつか注意が必要です。

●お肌に使う場合は特に、精油のグレードなどには注意が必要です。信頼できるお店から買うようにするなど、製品そのものの安全性にも配慮してください。消費期限内のものを使ってくださいね。
●精油を使用する際、敏感肌の方やお子さまは、少ない量からお試しください。原液が直接手につかないように気を付けてくださいね。
●精油の香りは石けんが乾燥すると弱まりますが、作っているときに刺激が強いと感じたら、換気やマスクの着用をおすすめします。
●石けんの色は精油の色と量に影響されます。乾燥すると変色することもあります。

お肌につけても大丈夫かを確認するためにも、まずは手洗い時に使ってしばらく様子をみられることをおすすめします。大丈夫なようでしたら、お体やお顔に使ってください。何か問題が出た場合は、使うのをやめて、必要に応じて医師の診察を受けてくださいね。

プレゼントするときの注意

人の手や顔や体を洗う石けんは、医薬品医療機器等法に基づく化粧品に該当します。ただし、自分で作って個人の範囲で楽しむ場合は規制の対象外です。自身が製造者で使用者なので、万一肌荒れなどをしても個人の責任となります。家族やお友達にプレゼントするときは、制作物の特徴や使い方などきちんとお伝えしてから渡しましょう。品質や安全性については自らの責任において行うという原則を、十分に理解しておく必要があります。

気になる頭のにおいに!ローズマリーとティートゥリーの『抗菌・頭皮スプレー』

緑あふれる庭のテーブルに置かれた精油

わが子から大人顔負けな汗のにおいがしたことはありませんか?子どもは体が小さくても、大人と同じ数の汗腺をもっているので汗かっき。3歳までに一生分の汗線の数は決まるそうです。でもなぜか「クサッ」と言いつつ、わが子のにおいは「クセになる」感覚ないですか?それはそれとして、対策は必要ですね。

使った感想・手作りに必要な材料(2021.06.02更新)
↓先に読む。

スプレーボトル

実は、汗は無臭です。でも汗を放置すると、皮膚の表面にある垢や皮脂などの汚れと混ざり合って、それらが細菌に分解されることでにおいが出ます。また、疲労やストレスを溜めるほど、一般的な汗のにおいよりも強くなるといわれています。

先日、においを撲滅すべく子どもが「10分シャンプーした!」と話してくれました。でも残念ながら、シャンプーのしすぎも逆効果。皮膚を守ってくれる常在菌を洗い流してしまうので、清潔を保つのは重要ですが、まちがったケアには要注意です。

頭皮のにおい対策にもアロマが役立ちます。皮脂の分泌を調整したり、頭皮を清潔にするはたらきのある精油を使ったアロマスプレーを作りたいと思います。頭皮バランスを調整するローズマリー、雑菌の繁殖をおさえるティートゥリー、リラックス&リフレッシュのベルガモットをブレンドしました。

ローズマリーは、血行を促す効果があるので、細胞が活性化されて頭皮バランスを調節してくれます。頭皮環境がよくなるので、ふけが気になる方にもおすすめできます。このような効能は古くから知られいてシャンプーなどにも使われます。

ローズマリーとティートゥリーの抗菌・頭皮スプレーの材料

《材料》
・精油・・・1〜10滴
・無水エタノール・・・5ml
・精製水・・・45ml

《用意する道具》
・スプレー容器
・計量カップ
・ガラス棒(マドラー)

精油は、ローズマリー3滴、ティートゥリー2滴、ベルガモット3滴の比率で作りました。精製水はドラッグストアで手に入りますが、市販のミネラルウォーターでも大丈夫です。1〜2週間で使い切れる量を作るようにしましょう。

作 り 方

1

アロマスプレーでは、精油の濃度が、全体の約1%以下(フェイシャル用や敏感肌の方は、0.1~0.5%がおすすめ)になるように作ります。今回は、できあがり量が50mlのボディー用スプレーを作るので、精油1%は0.5mlということになります。

(1)基材50mlに対しての1%は何mlかを算出します。
   50ml×0.01=0.5ml

(2)(1)で算出した数字を精油1滴の量で割ります。
  (0.05mlで計算)
   0.5ml÷0.05ml=10滴

精油瓶のドロッパー(1滴の量)を確認しましょう。今回使用したエンハーブの精油は、1滴=0.06mlですので8滴分でブレンドします。

精油を希釈するときの材料を基材と呼びます。精油は水にほとんど溶けないので、よく混ざり合うように精油をあらかじめエタノールに溶かしてから水を加えます。無水エタノールはドラッグストアで手に入ります。

2

ビーカーに無水エタノール5mlを入れます。

計量カップに無水エタノール5mlを注ぐ

3

精油を入れます。ローズマリー3滴、ティートゥリー2滴、ベルガモット3滴。先にエタノールで精油を溶かしてから、水を入れる必要があります。この順番は必ず守りましょう。

計量カップに精油を加えてマドラーで混ぜる

4

精製水45mlを入れます。

計量カップに精製水45mlを加える

5

スプレー容器に移します。

スプレー容器に移す

6

できあがりです。作成日を記入して、水が含まれているので1〜2週間で使い切りましょう。精油が完全に溶けるわけではないので、使うときにもよく振ってください。スーッとして爽やかなブレンドなので、頭皮環境の改善だけでなく、リフレッシュにもおすすめです。

ローズマリーとティートゥリーの抗菌・頭皮スプレー

無水エタノールって?

精油と水を混ぜる目的で使用します。エタノールはアルコールの一種です。無水エタノールとは、純度が99.5%以上のアルコール。その名の通り、水を(ほとんど)含まないエタノールです。

揮発性が高いことで、無水エタノールには殺菌や消毒効果はほぼありません。日常で使われる消毒用エタノールは、殺菌消毒効果が最も高いとされる濃度80%くらいにあらかじめ希釈されたもの。無水エタノールも精製水で80%に希釈すると消毒用エタノールとして使えます。水にも油にも溶けやすいエタノールは、水溶性の汚れにも油汚れにも効果を発揮します。

ただし注意点として、アルコール濃度の高い無水エタノールは引火しやすいので、使用中はガスコンロなどの火は使わないようにしましょう。また揮発性が高いので、容器はしっかり密閉しましょう。もちろん飲んだり、目に入れたりしてはいけません。

今回使用したおすすめの精油3種

精油成分は、鼻から脳へ、皮膚から血管やリンパ管へと伝わり、全身にはたらきかけます。嗅上皮に香りが付着すると、刺激が最初に大脳辺縁系に伝わります。五感の中でも大脳辺縁系に直接伝わるのは嗅覚だけ。さらに刺激は、自律神経や内分泌系、免疫系を調整する視床下部へと伝えられます。また、精油成分は呼吸を通して、呼吸器の粘膜、肺の一番奥にある肺胞から血管にも吸収されます。そして肌についた精油成分は、皮膚表面から抹消血管に入ります。血液に入った精油成分はわずかな量でも体内を循環し、体に効果をもたらします。

ローズマリーのイラストローズマリー
すっきりとした刺激的なハーブ調の香り。強力な抗酸化力をもち、さらに血液循環を促す効果にも優れます。中枢神経を刺激して集中力や記憶力を高める作用があり、勉強部屋や仕事場の香りにおすすめ。眠気覚ましにも効果的。肌を引き締め、脂性肌などのスキンケアや体臭予防にも効果を発揮。

ティートゥリーの葉のイラストティートゥリー
清涼感のあるシャープな香り。抗菌・抗真菌、抗ウィルス、抗炎症、消臭など多くの作用がありますが、皮膚や粘膜に対しては刺激が少なく、古くから万能薬として利用されていました。風邪や花粉症の予防・症状にも有効で、特に冬場や春先の香りにおすすめ。部屋の空気を浄化し、いやなにおいを取り除く効果も。

ベルガモット果実のイラストベルガモット
アールグレイの香りづけに用いられる柑橘。オレンジよりやや苦味のある香り。リラックスとリフレッシュのどちらの目的にも使え、心を明るくしてくれる香りは、不安や落ち込み、安眠の助けにも。消化不良、食欲不振など、特に神経系の症状に有効。光感作が強く、肌に使用した後は12時間ほど日光を避けるようにします。

アロマスプレーを作るときの注意

精油は、香りがいいだけでなく、肌や体によい有効成分を含んでいますが、植物の中にある自然の状態よりもはるかに濃い状態になっています。そのまま使うと刺激が強いため、肌トラブルの原因になります。そこで、皮膚に使用する際は、精油を安全な濃度に薄めることが大切です。

AEAJのガイドラインでは、ボディートリートメントの際の希釈濃度の目安を1%以下、顔に使用する際は0.1%〜0.5%以下と定めています。ただし、これはあくまでも目安なので、必要に応じてガイドラインよりもさらに低い濃度から使用することをおすすめします。また、事前にパッチテストを行なって安全の確認を行うことも大切です。

自分のお肌に合わせて材料を混ぜたいのですが、お肌に使う場合は特に、精油のグレードなどには注意が必要です。信頼できるお店から買うようにするなど、製品そのものの安全性にも配慮してください。消費期限内のものを使ってください。

もし何か問題が出た場合は、使うのをやめて、必要に応じて医師の診察を受けてくださいね。精油には、幼いお子さま、妊娠中の方は使えないものがあります。持病のある方や体調がすぐれない方も注意が必要です。使用の際は十分ご注意ください。

特に、梅雨時からおすすめ!

2021.06.02更新

子どもの頭のにおい対策で作ったアロマスプレーですが、梅雨に入って、毎日ちゃんとシャンプーしているのに、自分まで頭皮のベタつきやにおいが気になってちょっとショック、切実な状況に。あわててこのスプレーでマッサージしたら、たちまちベタつきやにおいが消えて、想像以上に速攻効果がありました。特に、汗がこもって肌がベタつく梅雨から夏にかけておすすめです。

この手作りスプレーは、スーッと気持ちのいいつけ心地+リフレッシュ効果抜群の香りです。この記事で使用した材料をまとめましたので、ぜひお試しください!精油は、生活の木の10mlサイズ(少し多め)をご紹介しています。

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『子どものしもやけ対策』にラベンダーのマッサージオイルで血行促進

光あふれるテーブルにあるラベンダーの花と精油

今年の11月は、下旬に入っても最高気温は広い範囲で20度を超えるという暖かい秋。気温差には要注意ですが朝晩もさほど冷えず、夏日もしばしば。しかし、わが子の足は早くも冬モードになっていました。手と足にしもやけ発生です。

しもやけ対策に効果的だったこと。(2ヶ月後の話)
↓先に読む。

ムートンブーツを履いて黄色く紅葉したイチョウの落葉の上に立つ

足のしもやけには例年悩まされます。しかも手は初!足に汗をかきやすい、血流がよくないとしもやけになりやすいようです。体が温まって足汗をかくと靴下が湿気ますが、そのあと外気で体が冷えるとしもやけが発生するようなので、予防策は靴下を履き替えること。手は濡れたままにしないで、しっかり拭くように促しましたが、やはり学校でこまめに靴下を替えるのはむずかしいですね。

厚めの靴下にする、締め付けないようにする、ちなみに靴下は、ウールや綿の天然素材が温かさを保ちながら湿気を逃がしてくれておすすめだそうです。40度のお湯と5度の水を交互につける、ビタミンEの摂取を意識する、などの血行促進の対策も効果的とのことで、いろいろ意識していますが、季節が進むにつれしもやけの進行も早くて早くて・・・

体を動かすことは大好きなので、もともと基礎代謝が低く、冷え性で体温が低いのも原因の1つかもしれません。子どもが自分でケアできる年齢になってきたので、いつも使いたくなるような香りのいい精油入りのマッサージオイルで、こまめなケアで予防できるといいなと思います。

しもやけは、抹消の毛細血管まで十分に血液が循環しないためにおきてしまいます。そこで、血行を促して炎症をやわらげてくれる精油を使います。しもやけに効果的な精油を調べると候補はいくつか挙がりますが、香りも好みに寄せて、ラベンダー、ヘリクリサム、フランキンセンスのブレンドで作ることにしました。キャリアオイル(植物油)は、マカデミアナッツオイルを選びました。

ラベンダーのアロママッサージオイルの材料

《材料》
・ラベンダー(精油)・・・3滴
・ヘリクリサム(精油)・・・1滴
・フランキンセンス(精油)・・・1滴
・マカデミアナッツオイル・・・25ml

キャリアオイルには、スイートアーモンドオイルやホホバオイルも使いやすいと思います。今回使用したマカデミアナッツオイルは、ベタつきにくいので子どもに使いやすく、たっぷり使いたいので比較的安価なものから選びました。

作 り 方

1

アロママッサージオイルでは、精油の濃度が、全体の約1%以下(フェイシャル用や敏感肌の方は、0.1~0.5%がおすすめ)になるように作ります。今回は、25mlのキャリアオイルで作るので、精油1%は0.25mlということになります。

(1)植物油25mlに対しての1%は何mlかを算出します。
   25ml×0.01=0.25ml

(2)(1)で算出した数字を精油1滴の量で割ります。
   (0.05mlで計算)
   0.25ml÷0.05ml=5滴

精油瓶のドロッパー(1滴の量)を確認しましょう。今回は、生活の木とエンハーブの精油を使用しました。生活の木:1滴=0.05ml/エンハーブ:1滴=0.06ml

2

ビーカーにキャリアオイルと精油を入れ、ガラス棒で混ぜるのが一般的な作り方ですが、ちょっと手抜きして精油をキャリアオイルの瓶に直接入れます。

生活の木に「植物油付け替えポンプ」という便利な道具があって、それを使います。(瓶の高さに合わせてチューブを切って使います。吐出量:約0.2ml)

ハサミを使ってドロッパーのチューブを切る

3

精油を入れます。ラベンダー3滴、ヘリクリサム1滴、フランキンセンス1滴。ラベンダーのみ5滴でもいいと思います。

マカダミアナッツオイルの瓶にラベンダー精油を加える

4

蓋を閉めて、瓶をシャカシャカよく振って、できあがりです。作成日を記入して、1ヶ月程度で使い切りましょう。しもやけが悪化する前に、血行を促すようにしっかりマッサージします。皮膚を柔らかくしてくれるので、手足のマッサージオイルとしてわたしも一緒に使っています。

ラベンダーのアロママッサージオイルのボトル

キャリアオイルについて

植物から採れた油脂のことです。種子や実などから採れたオイルは肌に優しく、浸透しやすいので、そのままマッサージやお肌の手入れに使用したり、1番の役割は、精油を希釈してお肌にとって使いやすくすることです。アロマテラピーにおいて、植物油はベースオイル、キャリアオイルなどと呼ばれています。精油を皮膚から体内へ運ぶ(Carry)ことから、キャリアオイルという名前がついたといわれています。

今回使用したおすすめの精油3種

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花びら、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出された芳香成分で、100%天然の素材です。有効成分を高濃度に含んだ精油は、それぞれが独特の香りをもっていて、空気に触れると蒸発します。水より比重が軽くて浮くことや、油になじみやすいことなどから「油」「オイル」という言葉がついていますが、油脂とはまったく別の物質です。

ラベンダーのイラストラベンダー
爽やかであたたかみのあるフローラルの香り。交感神経を落ち着かせる、リラックスの代表選手。鎮静、鎮痛、抗うつなど幅広い効能で万能といわれます。作用が穏やかで子どもにも安心して使用できるのも大きな魅力。頭痛、筋肉痛、月経痛などの鎮痛、やけどや傷の手当て、スキンケアにも有効。

ヘリクリサムのイラストヘリクリサム
甘い香りですが、独特なので好き嫌いはあるかもしれません。細胞再生作用、消炎、血流改善、免疫力アップ、抗菌作用など数多くの作用があります。特に、肌に対する再生力が高く、傷の治癒に優れています。老化肌にも効果的で、炎症やニキビにもいいといわれ、スキンケアには最適です。

フランキンセンスのイラストフランキンセンス
オリバナム・乳香ともいわれます。香料の中で最も古い歴史を持つ香り。心の滞りをなめらかにし、深くゆっくりとした呼吸を取り戻します。集中させるので瞑想やヨガにも向いています。呼吸を深めるので、免疫力の向上、喘息・気管支炎など呼吸器系の不調に役立ちます。肌のアンチエイジング効果にも優れます。

マッサージオイルにおすすめのキャリアオイル

マカデミアナッツオイル
肌に潤いを与えるオレイン酸、人の皮脂にも含まれるパルミトレイン酸を多く含みます。このため、皮膚への刺激が少なく、肌になじみやすいのが特徴です。肌の老化を防ぎ、血液やリンパ液の流れを活発にします。酸化しにくく、比較的長く保存できるのも魅力です。

スイートアーモンドオイル
肌をやわらかくするたんぱく質を多く含むほか、ミネラル、ビタミン、オレイン酸を豊富に含み、肌に栄養と水分を補給してくれます。使用感はやや重め。サロンなどでも人気の高いオイルです。肌のかゆみを抑えたり、肌の疲労を回復したりする効果も。全身に使うことができるうえ、ベビーマッサージにも向いています。

ホホバオイル
オイルとはいっても厳密には油脂ではなく、液状の植物ロウ。このため、酸化しにくく長期保存が可能です。すぐれた保湿作用と、皮脂分泌のバランスをとる作用があり、すべての肌質に使えます。人の皮脂と同じ成分を含んでいるため、浸透性があります。ヘアケア、スキンケアなどさまざまな目的に使用できます。

グレープシードオイル
ワインを製造するときに残るブドウの種を原料とするオイル。肌に潤いを与えるリノール酸、肌の老化を防ぐビタミンEを豊富に含み、オイル自体が日持ちするのも特徴。肌への刺激やアレルギー性が少なく、敏感肌や脂性肌の人に最適。さらっとした使用感なので、どちらかというと夏のお肌にいい感じです。

小麦胚芽オイル(ウィートジャームオイル)はビタミンEが豊富ですが、粘性や香りが強めで単独では使いづらそうなので、しもやけが進行したら(5~10%程度が適量)加えてみようと思います。

アロママッサージオイルを作るときの注意

精油は、香りがいいだけでなく、肌や体によい有効成分を含んでいますが、植物の中にある自然の状態よりもはるかに濃い状態になっています。そのまま使うと刺激が強いため、肌トラブルの原因になります。そこで、皮膚に使用する際は、精油を安全な濃度に薄めることが大切です。

AEAJのガイドラインでは、ボディートリートメントの際の希釈濃度の目安を1%以下、顔に使用する際は0.1%〜0.5%以下と定めています。ただし、これはあくまでも目安なので、必要に応じてガイドラインよりもさらに低い濃度から使用することをおすすめします。また、事前にパッチテストを行なって安全の確認を行うことも大切です。

自分のお肌に合わせて材料を混ぜたいのですが、お肌に使う場合は特に、精油のグレードなどには注意が必要です。信頼できるお店から買うようにするなど、製品そのものの安全性にも配慮してください。消費期限内のものを使ってください。

もし何か問題が出た場合は、使うのをやめて、必要に応じて医師の診察を受けてくださいね。精油には、幼いお子さま、妊娠中の方は使えないものがあります。持病のある方や体調がすぐれない方も注意が必要です。使用の際は十分ご注意ください。

しもやけ対策に効果的だったこと。(2ヶ月後の話)

しもやけになって2ヶ月後の話です。ステイホームな冬休みだったこともありますが、子どものしもやけが治りました。毎晩のアロマオイルでのマッサージは継続しつつ、「なってしまった時」の対策で特に効果を感じたのは、湯船に浸かってマッサージをしたことです(本人談)。学校で1日過ごすと悪化していましたが、症状が軽いうちにお風呂で血行促進するのは効果的でした。

そして、「足のしもやけ予防」で重要なのは、靴下の機能だと思います。温かさを保ちながら湿気を逃がしてくれる靴下。このワードで検索するとヒットした「トレッキングソックス」を履いてみました。足汗をかいても靴下が吸収してくれて、中はサラサラのままで快適!とのこと。登山用靴下、さすがです。しもやけができなくなりました。

YUEDGE(ユーエッジ)多機能アウトドアスポーツソックスは、丈夫で履きやすく、小学生の子どもにも使いやすいです。素材はコットンで、肌触りがよく、伸縮性と通気性に優れています。この素材感でこの値段はコスパがいいと思います。サイズは23〜27cm、カラーも豊富です。体質や症状によってすべての方に当てはまるものではないかもしれませんが、参考にしていただければと思います。

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子どもと一緒に!ナチュラルな素材で作る『こねこねアロマ石けん』

子どもが作った猫型の手ごねアロマ石けん

子どもにもハーブやアロマに親しんでほしいなと思って、何度か「生活の木」のワークショップに参加しました。またやってみたいとのことだったので自宅でも「手作り石けん」に挑戦しました。超簡単なわりに、いいもの作った!感が味わえて親子で大満足です。材料を計って、粘土のようにこねこねするだけです!

子どもが作った猫型の手ごねアロマ石けん momo作

使用する石けんのもとは「石けん素地」というものですが、アロマショップなどで購入できます。

こねこねアロマ石けんの材料

《材料》
・石けん素地・・・100g
・精油・・・10滴
・ドライハーブ・・・少々
・お湯/ハーブティー・・・30ml

《用意する道具》
・ポリ袋2枚
・お湯を入れるカップ

今回使用した精油は、ラベンダー、オレンジ・スイート、ローズマリー、ドライハーブは、ラベンダー・マリーゴールド・ローズマリーです。石けん素地は50gに分け、2種類作りました。2〜3カ月で使い切れる量を作るようにしましょう。

作 り 方

1

ポリ袋に石けん素地を入れ(1個分=50g)、ドライハーブと精油(5滴)を入れます。

石けん素地を入れたビニール袋にマリーゴールドのドライハーブを加える

マリーゴールドを混ぜ込むことにするそうです。精油は、ローズマリー5滴を入れました。

石けん素地とハーブを入れたビニール袋にローズマリー精油を加える

2

ドロドロにならないようお湯を少しずつ注ぎます。

お湯を少しずつ注ぐ

耳たぶくらいの固さになるまでこねこねします。

ビニール袋に入れたまま手でこねる

3

袋から取り出し、手で丸めて好きなかたちに整えます。猫のかたちも上手にできるものですね。

耳たぶくらいの固さになったら袋から出して猫のかたちを作る

2個目を作ります。ラベンダーのハーブティーを濃いめに作った浸出液を混ぜることにしました。いい香りです。精油は、ラベンダー2滴とオレンジ・スイート3滴を入れました。

石けん素地を入れたビニール袋にラベンダーの浸出液を入れる

ほとんど粘土遊びですが、作ったものが生活に役立つのはうれしいですね。

耳たぶくらいの固さになったら袋から出して手でこねる

ハーブを顔のパーツに。子どもらしい発想です。

猫にかたち作った石けんにラベンダーハーブを顔のパーツに使う

4

できあがりました。1週間ほど風通しのいい場所で乾燥させて、ぜひ香りがなくならないうちに使ってください。

子どもが作った猫型の手ごねアロマ石けん

石けん素地について

できるだけシンプルな素材を使ったナチュラルな手ごね石けんの作り方を紹介しました。石けん素地は、地元の「生活の木」で販売されている300gを購入しました。石けん素地150gで市販の石けん2個分ほどができると思います。石けん素地を使って作る石けんは、混ぜるものによってお肌に与える影響が変わってきます。いい影響を与えてくれる、お肌に優しい素材を混ぜたいですね。今回ご紹介したように袋を分けて、それぞれに違う精油や浸出液を混ぜて作るとより楽しめます。作った石けんをプレゼントにしても喜ばれそうですね。

今回使用したおすすめの精油3種

植物の香りを石けんに加えることで健康と美容に役立てることができるといわれています。組み合わせはあまりむずかしく考えずに、好きな香りを楽しむ要領でOKです。今回使用した精油は子どもにも優しい作用のものになります。

ラベンダーのイラストラベンダー
爽やかであたたかみのあるフローラルの香り。交感神経を落ち着かせる、リラックスの代表選手。鎮静、鎮痛、抗うつなど幅広い効能で万能といわれます。作用が穏やかで子どもにも安心して使用できるのも大きな魅力。頭痛、筋肉痛、月経痛などの鎮痛、やけどや傷の手当て、スキンケアにも有効。

オレンジ果実のイラストオレンジ・スイート
食用のスイートオレンジから抽出され、みずみずしい果実そのままの香りが楽しめます。リフレッシュ効果があり、明るく前向きな気分にしてくれます。一方でリラックス効果も高く、安眠の助けにも最適。作用が穏やかで子どもにも安心して使用できるほか、ビターオレンジと違って光感作が少ないのも特徴。

ローズマリーのイラストローズマリー
すっきりとした刺激的なハーブ調の香り。強力な抗酸化力をもち、さらに血液循環を促す効果にも優れます。中枢神経を刺激して集中力や記憶力を高める作用があり、勉強部屋や仕事場の香りにおすすめ。眠気覚ましにも効果的。肌を引き締め、脂性肌などのスキンケアや体臭予防にも効果を発揮。

浸出液におすすめのハーブ3選

ハーブを濃く出した「浸出液」を使うことで、赤ちゃんからお年寄りまで使えるお肌に優しい石けんが作れます。

ラベンダーのイラストラベンダー
心を落ち着かせる鎮静作用をもつ成分、酢酸リナリルやリナロールを多く含みます。リラックス効果は抜群。精神的ストレスが原因で眠れなかったり、胃の痛み、頭痛などにも。女性特有の不調にもはたらきかけます。抗菌作用や抗炎症作用があり、痛みを和らげたり、皮膚トラブルの改善にも有効です。
スキンケアでは傷の治療や肌トラブルに効果があります。お肌の新陳代謝を促し、花粉症などでヒリヒリしたような乾燥したお肌も優しく整えてくれます。

ジャーマンカモミールの花のイラストジャーマンカモミール
痛みや炎症などのからだの不調から、興奮状態や緊張、落ち込みなどのこころの不調まで癒してくれる万能なハーブ。女性特有の悩みにもおすすめです。りんごのような香りが特徴。やさしく落ち着かせる性質なので、子どもが安らぐお茶としてもいいと思います。
肌の抗炎症作用に優れ、肌のかゆみや炎症などのトラブルを優しくケアしてくれます。芳香蒸留水(ハーブウォーター)はオムツかぶれなどにもおすすめです。

カレンデュラの花のイラストカレンデュラ
別名、マリーゴールド。クレオパトラも愛した若返りのハーブ。美肌のためのスキンケア、口内炎や喉の炎症に効果的。抗菌作用は風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも。鮮やかなオレンジ色の花びらは、脂溶性の成分が多く含まれるカロテロイド色素。ハーブティーでは抽出しづらいので、オイルを使用したり、アルコールに漬け込んだりして、外用としての使用もおすすめ。軽い傷ややけどの手当て、日焼けには湿布や軟膏などでよく使われます。

アロマ石けんを作るときの注意

アロマ石けんを作るときには、いくつか注意が必要です。

●お肌に使う場合は特に、精油のグレードなどには注意が必要です。信頼できるお店から買うようにするなど、製品そのものの安全性にも配慮してください。消費期限内のものを使ってくださいね。
●精油を使用する際、敏感肌の方やお子さまは、少ない量からお試しください。原液が直接手につかないように気を付けてくださいね。
●精油の香りは石けんが乾燥すると弱まりますが、作っているときに刺激が強いと感じたら、換気やマスクの着用をおすすめします。
●石けんの色は精油の色と量に影響されます。乾燥すると変色することもあります。

お肌につけても大丈夫かを確認するためにも、まずは手洗い時に使ってしばらく様子をみられることをおすすめします。大丈夫なようでしたら、お体やお顔に使ってください。何か問題が出た場合は、使うのをやめて、必要に応じて医師の診察を受けてくださいね。