梅雨におすすめ。保冷剤を使った『アロマ芳香剤』で、お部屋をスッキリ空間に。

保冷剤を使ったアロマ芳香剤

保冷剤を使ったアロマ芳香剤を作りました。簡単であることはもちろん、溜まった保冷剤を有効活用できることがうれしい。そして、モロゾフのプリン容器を使ったところ、子どもが「かわいい!」と喜んでくれて、もはや満足感しかありません。

アンブレラ・スカイ・プロジェクト Umbrella Sky Project

蒸し暑くてどんより天気の梅雨。だれでも少なからずだる〜い時期だと思います。気温や気圧の変化が激しくなるので、自律神経のバランスが乱れてしまうのも原因の1つです。

また、雨の日が続くと日照時間が短くなります。晴れる日が少なくなると、幸せホルモン「セロトニン」や睡眠ホルモン「メラトニン」が分泌しにくくなるといわれます。イライラしたり、眠れなくなったり、体調やメンタルを崩しがちです。

子ども部屋のにおい対策に。

どうにかしたいのは、子どもの不機嫌。テスト前なのに、やる気が出ない、気分が盛り上がらない。部屋にこもる雨の独特のにおいや湿気で体力も消耗気味のようです。梅雨の影響・・・受けまくり。

そこで、このアロマ芳香剤。ディフューザーのない子ども部屋用に。香りは、ベルガモット、ローズマリー、ティートゥリー。お気に入りの「あたまスッキリスプレー」ブレンドです。

シャープで清涼感があり、気持ちいいスッキリ空間になります。子どもが言うには「顔つきラムネみたい」な香りです。言われてみるとほんと。森永のラムネ瓶ふうボトルデザインのあれです。

ラムネ好きの子どもにはとにかく大好評。日々のちょっとした彩りにアロマが役立ちます。

保冷剤を使ったアロマ芳香剤の材料

《材料》
・精油
・ジェル保冷剤
・容器

作 り 方

1

ジェル保冷剤は、冷凍庫から取り出して解凍しておきます。袋を開けて中身を容器に入れます。モロゾフのプリン容器に、ジェル保冷剤50gを3袋使用しています。

保冷剤を使ったアロマ芳香剤の作り方

2

精油を入れます。150gの保冷剤に約10滴程度。私は、ローズマリー2滴、ティートゥリー3滴、ベルガモット5滴。ローズマリーは香りがつよいので少なめ、柑橘系のベルガモットは揮発がはやいので多めにしました。

保冷剤を使ったアロマ芳香剤の作り方

3

ガラス棒や竹串などで軽く混ぜて、できあがりです。

保冷剤を使ったアロマ芳香剤

実はすごかった保冷剤。

ジェル保冷剤の中身「高分子ポリマー」という物質は、置いておくだけでも空気中の水分を吸着し、さらに消臭効果も発揮してくれるそうです。保冷の仕事だけではもったいない、優れものでした。

時間が経つと蒸発するのですが、水を足すとまたジェルが復活するので、香りを足しながら使っています。悩ましい梅雨時の部屋のにおいに、保冷剤アロマ芳香剤は手軽でおすすめです。

また、絵の具や水性ペンで色付けしたり工作としても楽しいので、子どもといっしょにできるアロマクラフトとしてもおすすめ。保冷剤のリメイクに容器の再利用、とてもサスティナブル!夏休みの自由研究にもいかがでしょうか。

今回使用したおすすめの精油3種

精油成分は、鼻から脳へ、皮膚から血管やリンパ管へと伝わり、全身にはたらきかけます。嗅上皮に香りが付着すると、刺激が最初に大脳辺縁系に伝わります。五感の中でも大脳辺縁系に直接伝わるのは嗅覚だけ。さらに刺激は、自律神経や内分泌系、免疫系を調整する視床下部へと伝えられます。また、精油成分は呼吸を通して、呼吸器の粘膜、肺の一番奥にある肺胞から血管にも吸収されます。そして肌についた精油成分は、皮膚表面から抹消血管に入ります。血液に入った精油成分はわずかな量でも体内を循環し、体に効果をもたらします。

ローズマリーのイラストローズマリー
すっきりとした刺激的なハーブ調の香り。強力な抗酸化力をもち、さらに血液循環を促す効果にも優れます。中枢神経を刺激して集中力や記憶力を高める作用があり、勉強部屋や仕事場の香りにおすすめ。眠気覚ましにも効果的。肌を引き締め、脂性肌などのスキンケアや体臭予防にも効果を発揮。

ティートゥリーの葉のイラストティートゥリー
清涼感のあるシャープな香り。抗菌・抗真菌、抗ウィルス、抗炎症、消臭など多くの作用がありますが、皮膚や粘膜に対しては刺激が少なく、古くから万能薬として利用されていました。風邪や花粉症の予防・症状にも有効で、特に冬場や春先の香りにおすすめ。部屋の空気を浄化し、いやなにおいを取り除く効果も。

ベルガモット果実のイラストベルガモット
アールグレイの香りづけに用いられる柑橘。オレンジよりやや苦味のある香り。リラックスとリフレッシュのどちらの目的にも使え、心を明るくしてくれる香りは、不安や落ち込み、安眠の助けにも。消化不良、食欲不振など、特に神経系の症状に有効。光感作が強く、肌に使用した後は12時間ほど日光を避けるようにします。

梅雨の必需品。頭皮のベタつきやにおいに!アロマ香る『抗菌・頭皮スプレー』

ローズマリーとティートゥリーの頭皮スプレー

じとっと汗がこもりごちな、じめじめ天気が続いています。この時期になると決まって子どもから頭皮スプレーのリクエストがあります。

『あたまスッキリスプレー』と名付けてみました。頭皮のベタつき、においやかゆみを抑えてくれるアロマスプレー。スプレー作りは、材料を混ぜるだけで簡単。初めての方にもおすすめのアロマクラフトです。精油と無水エタノールを先に混ぜるという順番に気をつけるのがポイントです。

わが家の定番ブレンドは、頭皮バランスを調整するローズマリー、雑菌の繁殖をおさえるティートゥリー、リラックス&リフレッシュのベルガモット。スーッと気持ちのいいつけ心地+リフレッシュ効果抜群の香りです。

悩ましい梅雨時の部屋のにおいに。

また、抗菌力の高いティートゥリーはカビの気になる梅雨に大活躍。頭皮のみならずルームスプレーとしても使えます。お部屋のにおい対策にもおすすめです。

集中力UPでパフォーマンス向上。

さらに、頭皮的には皮脂バランスを整えてくれるローズマリー。その香りは脳を活性化させるはたらきがあり、思考もスッキリ。お仕事や勉強もはかどります。

スッキリスプレーで、不快な梅雨を少しでも快適に乗り切りましょう!

ローズマリーとティートゥリーの抗菌・頭皮スプレーの材料

《材料》
・精油・・・1〜10滴
・無水エタノール・・・5ml
・精製水・・・45ml

《用意する道具》
・スプレー容器
・計量カップ
・ガラス棒(マドラー)

精油は、ローズマリー3滴、ティートゥリー2滴、ベルガモット3滴の比率で作りました。精製水はドラッグストアで手に入りますが、市販のミネラルウォーターでも大丈夫です。1〜2週間で使い切れる量を作るようにしましょう。

作 り 方

1

アロマスプレーでは、精油の濃度が、全体の約1%以下(フェイシャル用や敏感肌の方は、0.1~0.5%がおすすめ)になるように作ります。今回は、できあがり量が50mlのボディー用スプレーを作るので、精油1%は0.5mlということになります。

(1)基材50mlに対しての1%は何mlかを算出します。
   50ml×0.01=0.5ml

(2)(1)で算出した数字を精油1滴の量で割ります。
  (0.05mlで計算)
   0.5ml÷0.05ml=10滴

精油瓶のドロッパー(1滴の量)を確認しましょう。今回使用したエンハーブの精油は、1滴=0.06mlですので8滴分でブレンドします。

精油を希釈するときの材料を基材と呼びます。精油は水にほとんど溶けないので、よく混ざり合うように精油をあらかじめエタノールに溶かしてから水を加えます。無水エタノールはドラッグストアで手に入ります。

2

ビーカーに無水エタノール5mlを入れます。

計量カップに無水エタノール5mlを注ぐ

3

精油を入れます。ローズマリー3滴、ティートゥリー2滴、ベルガモット3滴。先にエタノールで精油を溶かしてから、水を入れる必要があります。この順番は必ず守りましょう。

計量カップに精油を加えてマドラーで混ぜる

4

精製水45mlを入れます。

計量カップに精製水45mlを加える

5

スプレー容器に移します。

スプレー容器に移す

6

できあがりです。作成日を記入して、水が含まれているので1〜2週間で使い切りましょう。精油が完全に溶けるわけではないので、使うときにもよく振ってください。スーッとして爽やかなブレンドなので、頭皮環境の改善だけでなく、リフレッシュにもおすすめです。

ローズマリーとティートゥリーの抗菌・頭皮スプレー

今回使用したおすすめの精油3種

精油成分は、鼻から脳へ、皮膚から血管やリンパ管へと伝わり、全身にはたらきかけます。嗅上皮に香りが付着すると、刺激が最初に大脳辺縁系に伝わります。五感の中でも大脳辺縁系に直接伝わるのは嗅覚だけ。さらに刺激は、自律神経や内分泌系、免疫系を調整する視床下部へと伝えられます。また、精油成分は呼吸を通して、呼吸器の粘膜、肺の一番奥にある肺胞から血管にも吸収されます。そして肌についた精油成分は、皮膚表面から抹消血管に入ります。血液に入った精油成分はわずかな量でも体内を循環し、体に効果をもたらします。

ローズマリーのイラストローズマリー
すっきりとした刺激的なハーブ調の香り。強力な抗酸化力をもち、さらに血液循環を促す効果にも優れます。中枢神経を刺激して集中力や記憶力を高める作用があり、勉強部屋や仕事場の香りにおすすめ。眠気覚ましにも効果的。肌を引き締め、脂性肌などのスキンケアや体臭予防にも効果を発揮。

ティートゥリーの葉のイラストティートゥリー
清涼感のあるシャープな香り。抗菌・抗真菌、抗ウィルス、抗炎症、消臭など多くの作用がありますが、皮膚や粘膜に対しては刺激が少なく、古くから万能薬として利用されていました。風邪や花粉症の予防・症状にも有効で、特に冬場や春先の香りにおすすめ。部屋の空気を浄化し、いやなにおいを取り除く効果も。

ベルガモット果実のイラストベルガモット
アールグレイの香りづけに用いられる柑橘。オレンジよりやや苦味のある香り。リラックスとリフレッシュのどちらの目的にも使え、心を明るくしてくれる香りは、不安や落ち込み、安眠の助けにも。消化不良、食欲不振など、特に神経系の症状に有効。光感作が強く、肌に使用した後は12時間ほど日光を避けるようにします。

アロマスプレーを作るときの注意

精油は、香りがいいだけでなく、肌や体によい有効成分を含んでいますが、植物の中にある自然の状態よりもはるかに濃い状態になっています。そのまま使うと刺激が強いため、肌トラブルの原因になります。そこで、皮膚に使用する際は、精油を安全な濃度に薄めることが大切です。

AEAJのガイドラインでは、ボディートリートメントの際の希釈濃度の目安を1%以下、顔に使用する際は0.1%〜0.5%以下と定めています。ただし、これはあくまでも目安なので、必要に応じてガイドラインよりもさらに低い濃度から使用することをおすすめします。また、事前にパッチテストを行なって安全の確認を行うことも大切です。

自分のお肌に合わせて材料を混ぜたいのですが、お肌に使う場合は特に、精油のグレードなどには注意が必要です。信頼できるお店から買うようにするなど、製品そのものの安全性にも配慮してください。消費期限内のものを使ってください。

もし何か問題が出た場合は、使うのをやめて、必要に応じて医師の診察を受けてくださいね。精油には、幼いお子さま、妊娠中の方は使えないものがあります。持病のある方や体調がすぐれない方も注意が必要です。

さわやかな香りで気分リフレッシュ!ベルガモットブレンドの『アロマスプレー』

ベルガモットのアロマスプレー

子どもから、先日のベルガモットのロールオンアロマの香りでスプレーがほしいとリクエストが。今年は10月に入っても記録的に暑い日が続きました。スプレーでシュシュッとスッキリさせたい陽気ですね。

アロマスプレーは、ブレンドする精油で、ルームフレグランス・消臭・虫除け・マスクスプレー、ピロースプレーなど用途が様々に広がります。

今回のベルガモットブレンドは、さわやかでリフレッシュ効果抜群の香り。ルームスプレーやボディースプレーに最適です。頭皮のベタつきやにおいが気になる時は『頭皮スプレー』にもおすすめです。

『シトラス系』
・ベルガモット
・ライム
・マンダリン

『ハーブ系』
・ベルガモット
・パルマローザ
・メリッサ

この2種類のブレンドを作ります。

《材料》
・精油・・・1〜10滴
・無水エタノール・・・5ml
・精製水・・・45ml

《用意する道具》
・スプレー容器
・計量カップ
・ガラス棒(マドラー)

作 り 方

1

アロマスプレーでは、精油の濃度が、全体の約1%以下(フェイシャル用や敏感肌の方は、0.1~0.5%がおすすめ)になるように作ります。今回は、できあがり量が50mlのボディー用スプレーを作るので、精油1%は0.5mlということになります。

(1)基材50mlに対しての1%は何mlかを算出します。
   50ml×0.01=0.5ml

(2)(1)で算出した数字を精油1滴の量で割ります。
  (0.05mlで計算)
   0.5ml÷0.05ml=10滴

精油瓶のドロッパー(1滴の量)を確認しましょう。今回使用した精油は、1滴=0.05mlですので10滴分でブレンドします。

精油を希釈するときの材料を基材と呼びます。精油は水にほとんど溶けないので、よく混ざり合うように精油をあらかじめエタノールに溶かしてから水を加えます。無水エタノールはドラッグストアで手に入ります。

2

ビーカーに無水エタノール5mlを入れます。

3

精油(合計10滴)を入れます。先にエタノールで精油を溶かしてから、水を入れる必要があります。この順番は必ず守りましょう。

4

精製水45mlを入れます。

5

スプレー容器に移します。

6

できあがりです。作成日を記入して、水が含まれているので1〜2週間で使い切りましょう。精油が完全に溶けるわけではないので、使うときにもよく振ってくださいね。

アロマスプレーを作るときの注意

精油は、香りがいいだけでなく、肌や体によい有効成分を含んでいますが、植物の中にある自然の状態よりもはるかに濃い状態になっています。そのまま使うと刺激が強いため、肌トラブルの原因になります。そこで、皮膚に使用する際は、精油を安全な濃度に薄めることが大切です。

AEAJのガイドラインでは、ボディートリートメントの際の希釈濃度の目安を1%以下、顔に使用する際は0.1%〜0.5%以下と定めています。ただし、これはあくまでも目安なので、必要に応じてガイドラインよりもさらに低い濃度から使用することをおすすめします。また、事前にパッチテストを行なって安全の確認を行うことも大切です。

自分のお肌に合わせて材料を混ぜたいのですが、お肌に使う場合は特に、精油のグレードなどには注意が必要です。信頼できるお店から買うようにするなど、製品そのものの安全性にも配慮してください。消費期限内のものを使ってください。

もし何か問題が出た場合は、使うのをやめて、必要に応じて医師の診察を受けてくださいね。精油には、幼いお子さま、妊娠中の方は使えないものがあります。持病のある方や体調がすぐれない方も注意が必要です。使用の際は十分ご注意ください。

手作りネイルオイルで指先の乾燥対策!ベルガモットブレンドの『ロールオンアロマ』

4種類のロールオンアロマ

手首や首筋に塗って香りを楽しんだり、持ち運びにも便利なロールオンアロマ。家族や友だちへのプチギフトにもおすすめのアロマグッズです。作り方は材料を混ぜるだけで超シンプル。初心者でも楽しく作れます。

今回は、エステショップの店長で日々忙しくしている友だちへプレゼントすることにしました。仕事の隙間時間に、指先の乾燥ケアをしながらリフレッシュしてほしいです。天然精油の香りは、ふんわり香ってすぐに弱まる傾向があるので、接客業の方でも使いやすいと思います。

4種類のロールオンアロマ

ベルガモットの香りは好きかも?
とのことなので、今回の主役はベルガモットにします。

ベルガモットは、果実感が爽やかでホッと落ち着きを与えてくれる香り。柑橘系ですが、酢酸リナリルやリナロールなどの成分も構成されていて、これらはラベンダーにも多く含まれる成分なのですが、リラックス効果が期待できます。

ただ強い光毒性成分が含まれていて、肌への使用に注意が必要な精油でもありますが、今回はフロクマリンフリー(ベルガモットFCF)を使用します。

友だちの好みの香りをもっと知りたかったので、ベルガモットを中心としたシトラス系・フローラル系・フローラルハーブ系・ハーブ系でブレンドを作り、試してもらうことにしました。

ムエットを使ってブレンド試作

『シトラス系』
・ベルガモット
・ライム
・マンダリン

柑橘のみ3種類。果実感があって爽やかです。リフレッシュしたい時や、すこし憂鬱な気分になった時におすすめです。ライムは涼しげでやや苦味があるのが特徴。マンダリンは柑橘の中では甘い香りです。

『フローラル系』
・ベルガモット
・ネロリ
・クラリセージ

お花系は人によって好みがわかれたり、気分や体調でもいいと思う時やちがうと思う時があります。クラリセージは、特にホルモンバランスの乱れを感じた時におすすめ。ネロリはオレンジの花部分です。

『フローラルハーブ系』
・ベルガモット
・パルマローザ
・ゼラニウム

パルマローザは、イネ科ですがローズと共通した成分をもつ爽やかな香り。抗菌力が高く機能面で優秀なのでスキンケアにもよく使われます。ゼラニウムは、ホルモンバランスや皮脂バランスなど調整が得意で、ハーブ調でほのかにローズっぽいです。

『ハーブ系』
・ベルガモット
・パルマローザ
・メリッサ

メリッサはレモンバームともいわれ、レモンっぽい香りがします。リラックスを促す成分も豊富なので、気落ちしてたりストレスがあるときにおすすめ。収油率が低いので高額になる精油です。

友だちの答えはというと・・

・・どれも爽やかで決められない!

とのこと。そうなんです!組み合わせる香りで全く印象がちがって、できればシーンや気分で使い分けたいもの。

今回は苦手な香りは無いとわかりました。よかったよかった。結局自分用にするつもりで4本とも作ることにしました。多少本数が増えても負担にならないほど、ロールオンアロマ作りは超簡単なのです。

植物油と精油入りのビーカーとロールオンボトル

《材料》
<5mlボトル>
・植物油:5ml
・精油:1〜5滴

作 り 方

1. ビーカーに植物油を5ml入れます。
2. 精油を1〜5滴、加えます。
3. マドラーなどでよく混ぜます。
4. ロールオンボトルに入れて、できあがりです。

4種類のロールオンアロマ

使 い 方

手首や首筋に塗って、香りを楽みます。保存期間は冷暗所で約1ヶ月ですので、プレゼントする方にも忘れずにお伝えくださいね。

ラッピングしたロールオンアロマ

注 意 点

わたしはロールオンアロマは、濃度5%を目安に作っています。肌が弱い方や高齢者の方には、1%濃度から少しずつ調整します。

材料は一例です。お好みに合わせて適宜調整をお願いします。かゆみや肌の異常を感じた場合にはすぐに使用を中止して洗い流してください。

手のしもやけに、ラベンダーとアルガンオイルの『ロールオンアロマ』

ラベンダーの花と精油

子どもの足のしもやけには例年悩まされてきましたが、手もなかなか厄介です。「手を洗ったら、ちゃんと拭くようにね」と、そんな言葉は1ミリも頭に残っていないようす・・

しもやけは、冷たい空気にさらされて血のめぐりが悪くなる血行障害。汗をかいたり、手洗いのあと、手足をぬれたままにしたりすると、水分が蒸発するときに冷えてしまい、その温度差と血行の悪さが原因になって起こりやすいそうです。

そこで、ビタミンEが豊富なアルガンオイルに、ラベンダーなどの血行の促進や炎症を抑えてくれる精油をブレンドしたロールオンアロマを作りました。子どもが自分でも簡単にケアできます。

しもやけ対策におすすめ精油12選

ラベンダーの花と精油

迷ったときにはラベンダーと言っていいほど、万能精油ラベンダー。血流を促す作用、肌の炎症を抑える作用、かゆみや痛みを和らげる作用、傷んだ皮膚を治す作用など、しもやけ対策にも有効です。あかぎれや火傷にもいいといわれています。

リラックス効果が高い香りの成分が豊富なので、しもやけによる不快な気持ちも和らぎますね。

ラベンダーのみでもいいですが、より症状や体質に合わせたり、好みの香りにアレンジするのもいいですよね。しもやけケアにおすすめの精油をまとめましたので、参考にしてくださいね。

ラベンダー 血流の促進・痛みやかゆみの緩和・傷んだ皮膚の修復
スイートマージョラム 血液循環の促進・痛みをやわらげる・からだを温める
ローズマリー 血行の促進・からだを温める
ジンジャー 血行の促進・からだを温める(温め力は強いですが、刺激が強いので少量で)
ブラックペッパー 血液循環の促進・からだを温める
ユーカリ・ラディアタ
ユーカリ・シトリオドラ
血行を促進・うっ血の除去
サイプレス 血行の促進・うっ血の除去
サンダルウッド うっ血の除去・皮膚をやわらかくする
ローマンカモミール かゆみや痛みを和らげる
ジュニパー 血液の浄化・炎症を和らげる・からだを温める
フランキンセンス 傷んだ皮膚の修復・炎症を和らげる
ヘリクリサム 炎症を和らげる・うっ血の除去・傷んだ皮膚の修復

※しもやけケアに有効な効能のみをピックアップしています。

2〜3日で効果を実感(子どもの感想)

しもやけ CURE ラベンダーとアルガンオイルの手作りロールオンアロマ

左手の人差し指と中指にできたしもやけ。赤い炎症としこりがあり、痛痒さが辛そうです。

かゆみや腫れがひどくなると、お薬での治療に頼ることになるので、しもやけ対策は症状が軽いうちが勝負。

娘は、ロールオンアロマをいつも手元に持っておいて、痛痒くなるたびに、ちょいちょいと塗ってマッサージしたそうです。いい香りだから、と香りも使う楽しみなようで、期待どおりでうれしかったです。

塗ると、しもやけの不快な症状がジワッと緩和されて、2、3日もすると気にならない状態にまで回復したそうです。

オイルはまだ半分以上も残っています。
使用期限までは、香りを楽しみながら、しもやけ予防トリートメント、指先の乾燥や爪のささくれのケアに使うようにすすめました。

1月に入って受験も目前。悪化して試験に集中できない、それは避けたいところ。しもやけは悪化も早いので、この冬はなんとかこれで乗り切りたいです。

かんたん混ぜるだけ!ロールオンアロマの作り方

ETVOSのアルガンオイルとロールオンアロマとビーカー

材 料

<5mlボトル>
・植物油:5ml
・精油:1〜5滴

精油は、ラベンダー、ヘリクリサム、フランキンセンス、ジュニパーをブレンドしました。スッキリしたハーバルな香りです。

植物油(キャリアオイル)には、スイートアーモンドオイルやホホバオイル、マカデミアナッツオイルなども使いやすいと思います。今回は植物油の分量も少量なので、少し高価ですがアルガンオイルを使いました。

作 り 方

レシピを決めたら混ぜるだけ!はじめての方でも簡単です。

1. ビーカーに植物油を5ml入れます。
2. 精油を1〜5滴、加えます。
3. マドラーなどでよく混ぜます。
4. ロールオンボトルに入れて、できあがりです。

注 意 点

このロールオンアロマは、濃度5%を目安に作っています。ですが、肌が弱い方や高齢者の方には、1%濃度から少しずつ調整することをおすすめします。また肌刺激の強い精油を使用する際にも注意が必要です。

材料は一例です。お好みに合わせて適宜調整をお願いします。かゆみや肌の異常を感じた場合にはすぐに使用を中止して洗い流してください。

しもやけケアにも便利!ロールオンアロマの使い方

ロールオンアロマ

使 い 方

ロールオンアロマは、手首や首筋にコロコロぬって香りを楽しめるアロマグッズです。天然の香りを手軽に持ち歩けて、外出先でもお気に入りの香りを楽しめます。

しもやけ対策では、ピンポイントに必要量だけ塗れるので、小学生の子どもが自分でケアできる優れものでした。しもやけにはマッサージも効果的なので、こまめに塗るようにすすめています。

保存期間は冷暗所で約1ヶ月ですので、もしプレゼントされる場合にも忘れずにお伝えくださいね。

ビタミンE豊富なアルガンオイル

エトヴォスのアルガンオイル

くすみ・シミ・シワが消えない・・

肌がゴワゴワする・・

ターンオーバーが乱れてるかも・・

そう気になりはじめたときに、導入美容液としてエトヴォスのアルガンオイルを使いはじめました。

植物性オイルには、美肌づくりに必要な栄養が含まれていたり、肌をやわらかくしてくれる効果や、水分を逃さず、肌本来のバリア機能を高める効果などが期待できます。

アルガンオイルは、「若返りのビタミン」といわれるビタミンEが豊富な植物性オイル。ビタミンEには、強い抗酸化作用、血行促進作用があり、もっちりとみずみずしい肌へ導いてくれます。エイジングケアにおすすめです。      

※オイルが肌に合わないことがあるかもしれませんので、肌質や使用方法にご注意くださいね。

そして、しもやけケアにもビタミンEの摂取が有効なので、急きょ、美容オイルに使っているアルガンオイルをおすそわけしました。

ビタミンEは末梢血管を拡張するはたらきがあるため、指先の血行障害の改善が期待できます。皮膚からの吸収率もよく、マッサージすることで血行もよくなるので冷え防止にも効果的です。

100kgの果実から1リットル?

“アルガンオイルとは、モロッコの南西部にしか生育しないアルガンツリーの果実の種子から取れるオイル。この果実は収穫が制限されている上に、100kgの実から1リットルしかとれない希少な美容オイルです。”
出典:ETVOS

エトヴォスのアルガンオイルは、量に対してお値段が高いように思いますが、産地や抽出方法、また添加物はいっさい使用しないなど、品質が高いので安心です。

「1滴1滴、大事にね〜!」

子どもが使うところを見ると、きっと心の中で冷や冷やすると思います。

そんななか、貴重なアルガンオイルでも、患部に必要量だけ塗れるロールオンアロマは画期的でした!マッサージも効果的なので、こまめに塗るようにすすめています。

プチギフトにもおすすめ☆かんたん手作り『ロールオンアロマ』

4種類のロールオンアロマ

ロールオンアロマは、手首や首筋にコロコロぬって香りを楽しめるアロマグッズ。持ち運ぶこともできるので外出先でもお気に入りの香りを楽しめます。レシピを決めたら混ぜるだけで簡単。家族や友だちへのプチギフトにも最適です。

わたしは、クリスマスに家族とママ友へプレゼントすることにしました。それぞれのタイプをイメージして4種類のブレンドを考えました。ラベルシールにも挑戦。気に入ってくれるといいな・・

4種類のロールオンアロマ

『和み』
毎日いそがしい母に
リラックス成分たっぷりブレンド

・ラベンダー
・クラリセージ
・ベルガモット

『ほぐし』
冷えで肩腰がこりやすい父に
ほぐして温める&脳活ブレンド

・ジンジャー
・ジュニパー
・ローズマリー

『ミカン』
パフォーマンスアップしたいパパさん&娘に
リフレッシュブレンド

・ネロリ
・スイートオレンジ
・プチグレン

『南国』
ちょっと日常からはなれたい自分&ママ友に
リゾート気分を味わいたい人ブレンド

・ジャスミン
・イランイラン
・ベンゾイン
・ライム

植物油と精油入りのビーカーとロールオンボトル

《材料》
<5mlボトル>
・植物油:5ml
・精油:1〜5滴

作 り 方

1. ビーカーに植物油を5ml入れます。
2. 精油を1〜5滴、加えます。
3. マドラーなどでよく混ぜます。
4. ロールオンボトルに入れて、できあがりです。

4種類のロールオンアロマ

使 い 方

手首や首筋に塗って、香りを楽みます。保存期間は冷暗所で約1ヶ月ですので、プレゼントする方にも忘れずにお伝えくださいね。

ラッピングしたロールオンアロマ

注 意 点

わたしはロールオンアロマは、濃度5%を目安に作っています。肌が弱い方や高齢者の方には、1%濃度から少しずつ調整します。

材料は一例です。お好みに合わせて適宜調整をお願いします。かゆみや肌の異常を感じた場合にはすぐに使用を中止して洗い流してください。

毛穴スッキリ!『天然アロマ・クレイパック』でスベスベ肌に

クレイパック

ハーブやアロマのテキストで、活用法として必ず出てくる「クレイパック」。正直ちょっとめんどくさそうだし、わざわざクレイパックしないかな〜、なんて思って読んでいました。

でも最近になって、わたしも子どもも肌の黒ずみや吹き出物が気になっていて、いつものクレンジングや洗顔では改善がなく悩んでいました。

「クレイの洗浄効果により、皮膚の汚れや老廃物がクレイに吸着して取り除かれます」

これまで流し読んでいた説明文に、これだ!と思い、今になってハマってしまいました。ちなみに、わたしはエイジング、子どもは思春期肌、ということです・・

毛穴の汚れや角質をやさしくとってくれるので、肌のくすみが改善され、なめらかになることが期待できます。このとおりならありがたいな、と、子どもといっしょにやってみました。

クレイパック

感想は、とにかく気持ちいい!実感あり!です。

1度で黒ずみや吹き出物が消滅するものではありませんが、パック中は冷んやり感の心地よさと香りに癒されて、いつもの洗顔では改善しなかったザラザラ感がなくなり、ワントーン明るいスベスベ肌になった気がします。

子どもは、スッキリ!つるスベ!になったと喜んでいます。何より、クレイさえあればとても手軽で簡単。1週間に1回程度が目安ですが、この気持ちよさと楽しさは毎日やりたい!と思いました。

洗い流す際、クレイは排水溝に流しても問題ないそうですが、ポロポロ取れるかたまりは集めて燃えるゴミへ、あとは、お風呂で洗顔しました。

今まで試したいろいろな洗顔料のなかで、オバジCの酵素洗顔パウダーは、毛穴の悩みに効果が実感できて、最終兵器的な存在なのですが、それに匹敵する好感触でした。

ねんどの粉(新潟産)モンモリオナイト

クレイは、シリカ(ケイ素)などのミネラルを主成分とする鉱物(陶土)。天然のクレンジングパウダーです。吸収作用、吸着作用、洗浄作用、収れん作用があるため、パックの基材として使用されます。カオリンやモンモリオナイトなどがあります。

今回使用したクレイはモンモリオナイト。たまたま立ち寄った雑貨店で購入しました。粒子が細かく、たくさん水を保持できるモンモリオナイトは、毛穴の黒ずみまでしっかりと落とし、うるおいまで与えてくれます。

クレイパックの材料

《材料》

・クレイ:大さじ1

・水:大さじ1

・ラベンダー精油:1滴

作 り 方

クレイに水と精油を加えてペースト状になるように混ぜ合わせます。粘度により水の量は調整します。

クレイに水と精油を加えてヘラで混ぜる

精油は、肌質や好みに合わせて選びます。
今回使用したラベンダー精油は、香りの癒し効果だけでなくスキンケアとしても優秀なんです。抗炎症作用や抗菌作用のはたらきにより、にきびをはじめとしたさまざまな肌悩みにアプローチできることが知られています。肌のバリア機能を保護して正常な状態へと近づけてくれる効果も期待できるんです。

ラベンダーのイラスト

ク レ イ パ ッ ク の 方 法


1. 洗顔をします。

2. クレイを少量手にとり、厚さ5㎜ほどを均等にやさしく塗ります。

3. 5分ほどおき、クレイが乾いてきたら洗い流します。

4. タオルで水気を拭き取り、お手持ちの化粧水で肌を整えます。

注 意 点

材料は一例です。お好みに合わせて適宜調整をお願いします。かゆみや肌の異常を感じた場合にはすぐに使用を中止して洗い流してください。

続・親子でつくる!ハーブ&アロマを使った『こねこねカラフル石けん』

手作りアロマ石けん

色水を使ったカラフルな「手作り石けん」に挑戦中、子どもの算段では、黄と青を混ぜて緑にするつもりでしたが、今回使用した食用色素の青の発色がいまいちで、黄と混ぜると、なんだかくすんだ緑に。うーん

黄と青を混ぜた緑の色水を加える

急きょ、ハーブをトッピングすることにしました。カレンデュラとラベンダー、のせてみる?混ぜてみる?

カレンデュラハーブをトッピングした石けん

あ、かわいい!それはそれで、おとなっぽい石けんに仕上げてくれました。

手作りアロマ石けん

親子でつくる!ハーブ&アロマを使った『こねこねカラフル石けん』

子どもが作った猫型の手ごねアロマ石けん

夏休みのおうち時間、親子で「手作り石けん」に挑戦しました。材料を混ぜて、粘土のようにこねこねするだけです。自分で作ったものが生活に役立つのもうれしいですね。今回は、色水でカラフルにしてみました。実験くん的な要素もあって、ワクワク楽しんでくれました!

子どもが作った猫型の手ごねアロマ石けん

使用する石けんのもとは植物性の「石けん素地」というもので、アロマショップなどで購入できます。加熱する必要もなく気軽に挑戦できます。

こねこねカラフル石けんの材料

《材料》

・石けん素地・・・100g

・精油・・・10滴

・色素

・お湯・・・30ml

《用意する道具》

・ポリ袋2枚

・お湯を入れるカップ

精油は、ラベンダー、グレープフルーツ、ローズマリー(続編で使います)を使用しました。精油の量は、石けんの重量に対して1%が目安です。色のもとは、天然由来の食用色素を使用しました。粉末の場合は精製水に溶かして使います。

作 り 方

1

粉末の色素は、石けんと混ぜるお湯(黄15ml・青15ml)に溶かしておきます。

青と黄色の粉末食用色素を精製水に溶かしたカップ

2

ポリ袋に石けん素地を入れ(1個分=50g)、精油(5滴)を入れます。

石けん素地とハーブを入れたビニール袋にラベンダー精油を加える

青いほうにラベンダー精油、黄色いほうにグレープフルーツ精油を、それぞれ入れました。

石けん素地とハーブを入れたビニール袋にグレープフルーツ精油を加える

3

ドロドロにならないよう、1のお湯を少しずつ注ぎます。

耳たぶくらいの固さになるまでこねこねします。青の発色がいまいちで、ラベンダー色に・・・

ビニール袋に入れたまま手でこねる

4

袋から取り出し、手で丸めて好きなかたちに整えます。

耳たぶくらいの固さになったら袋から出して手でこねる

上手に猫のかたちになりました。

猫にかたち作ったラベンダー色の石けん

カラフルでかわいい。ほぼ粘土遊びです。

猫にかたち作った黄色い石けん

5

できあがりました。1週間ほど風通しのいい場所で乾燥させて、ぜひ香りがなくならないうちに使ってください。

子どもが作った猫型の手ごねアロマ石けん

石けん素地について

できるだけシンプルな素材を使ったナチュラルな手ごね石けんの作り方を紹介しました。石けん素地は、地元の「生活の木」で販売されている300gを購入しました。石けん素地150gで市販の石けん2個分ほどができると思います。石けん素地を使って作る石けんは、混ぜるものによってお肌に与える影響が変わってきます。いい影響を与えてくれる、お肌に優しい素材を混ぜたいですね。今回ご紹介したように袋を分けて、それぞれに違う精油や浸出液を混ぜて作るとより楽しめます。作った石けんをプレゼントにしても喜ばれそうですね。

今回使用したおすすめの精油3種

植物の香りを石けんに加えることで健康と美容に役立てることができるといわれています。組み合わせはあまりむずかしく考えずに、好きな香りを楽しむ要領でOKです。今回使用した精油は子どもにも優しい作用のものになります。

ラベンダーのイラストラベンダー
爽やかであたたかみのあるフローラルの香り。交感神経を落ち着かせる、リラックスの代表選手。鎮静、鎮痛、抗うつなど幅広い効能で万能といわれます。作用が穏やかで子どもにも安心して使用できるのも大きな魅力。頭痛、筋肉痛、月経痛などの鎮痛、やけどや傷の手当て、スキンケアにも有効。

グレープフルーツ果実のイラストグレープフルーツ
みずみずしい爽快なシトラス調の香り。万人に好かれるので、人が集まる場所に使う香りとしてもおすすめです。近年の研究で、グレープフルーツの香り成分がダイエットサポートに役立つことが判明しています。また、血液やリンパの流れを促し、余分な水分を排出し、むくみやセルライトの解消に有効です。光感作があるので、肌に使用した後は日光を避けるようにします。

ローズマリーのイラストローズマリー
すっきりとした刺激的なハーブ調の香り。強力な抗酸化力をもち、さらに血液循環を促す効果にも優れます。中枢神経を刺激して集中力や記憶力を高める作用があり、勉強部屋や仕事場の香りにおすすめ。眠気覚ましにも効果的。肌を引き締め、脂性肌などのスキンケアや体臭予防にも効果を発揮。

アロマ石けんを作るときの注意

アロマ石けんを作るときには、いくつか注意が必要です。

●お肌に使う場合は特に、精油のグレードなどには注意が必要です。信頼できるお店から買うようにするなど、製品そのものの安全性にも配慮してください。消費期限内のものを使ってくださいね。
●精油を使用する際、敏感肌の方やお子さまは、少ない量からお試しください。原液が直接手につかないように気を付けてくださいね。
●精油の香りは石けんが乾燥すると弱まりますが、作っているときに刺激が強いと感じたら、換気やマスクの着用をおすすめします。
●石けんの色は精油の色と量に影響されます。乾燥すると変色することもあります。

お肌につけても大丈夫かを確認するためにも、まずは手洗い時に使ってしばらく様子をみられることをおすすめします。大丈夫なようでしたら、お体やお顔に使ってください。何か問題が出た場合は、使うのをやめて、必要に応じて医師の診察を受けてくださいね。

ブレンドがおすすめな理由って?相性のよい香りの選び方&レシピ

ピンクや紫の花と精油

自分にぴったりの香りを作ってみたいな、ブレンドオイル作ってみよう!とワクワクしながらも、ところで、何と何をどんな量で?変な感じにならない?という方も多いのではないでしょうか。

混ぜて危険なものはないので、まずは型にはまらず、いろいろ試してみるのも楽しみ方だと思います。でも、とはいえ、とっかかりのない初めてのときほど、少しでも正解のようなものがほしいところですよね。

規則ではないのですが、バランスのよい香りを作るには、やはり、精油の選び方や調合の仕方にコツがあります。次の4つのポイントを知っておくと、ブレンドがどんどん楽しくなると思います。

この記事では、相性のよい香りを選ぶコツ、おすすめのブレンドレシピを紹介します。もし香りに迷ったら参考にしてみてくださいね。

ブレンドがおすすめの理由って?

天然精油は、1種類の植物の香りだけでも多くの作用が期待できますが、いろいろな個性をもつ香りを2つ、3つとブレンドすることで相乗効果が期待できるんです。また、香りに深みが増したり、ちょっと苦手な香りも使いやすくなるかもしれません。

すぐに消えてしまう香りを使用する時に、長持ちする種類の精油とブレンドすることで、全体の香りをより長続きさせたりもします。

好きな香り、その日の気分、不調の改善。ブレンドすることで、より自分にぴったりな香りが見つかります。

S T E P 1

ブレンドのテーマを決める

清潔感のある香りにしたい、ほんわか癒し系の香りにしたい・・・
リラックスしたい、眠れない、集中したい・・・

などなど、ブレンドのテーマや目的を決めます。

そして、主役になる香りを選びます。

精油は、その香りに癒されるのはもちろんですが、心身によい影響を与えてくれます。効能をみながら、自分の悩みにあった精油を選ぶと決まりやすいです。

あれこれ考えず、心地よいと感じる、1番好きな香りを選んで大丈夫です。自分の好きな精油を選ぶことが、結果的に自分の悩みにあったものってこともよくあります。

S T E P 2

相性のよい香りを選ぶ

サブの香りを決めます。

主役の香りに似た印象のものや、効能が似ているもの、効能を補うようなものを選びます。

どれを混ぜても大丈夫とはいえ、違う感じになったらガッカリ。種類も多いし、さすがに適当ってわけには・・・

そこで、知っていると役立つのが香りのタイプなんです。精油の香りは、一般的に「ハーブ系、柑橘系、フローラル系、オリエンタル系、樹脂系、スパイス系、樹木系」の7つのタイプに分けられます。

同じ系統や、この並び順で隣どうしの系統で相性がよいといわれます。それぞれ特徴的なので、わりとすぐ感覚的にわかってくると思います。これを意識すると、まちがいないです!

香りの7グループ
ハーブ系
(ハーバル系)
柑橘系
(シトラス系)
フローラル系 オリエンタル系(エキゾチック系)
ハーブ系(香りの7グループ) 柑橘系(香りの7グループ) フローラル系(香りの7グループ) オリエンタル系(香りの7グループ)
香草のすっきりした香り フレッシュな果物の香り 華やかな花の香り 異国を思わせる神秘的な香り
タイム、ローズマリー、ペパーミントなど レモン、グレープフルーツ、ベルガモットなど ラベンダー、ゼラニウム、ネロリ、ローズなど イランイラン、サンダルウッドなど
樹脂系
(バルサム系)
スパイス系 樹木系
(ウッディー系)
樹脂系(香りの7グループ) スパイス系(香りの7グループ) 樹木系(香りの7グループ)
木の樹脂を原料とした独特の香り 香辛料が原料のスパイシーな香り 森のようなさわやかな香り
フランキンセンス、ミルラなど ジンジャー、シナモンなど ジュニパー、シダーウッドなど

柑橘系の香りは扱いやすい

オレンジ・スイート、グレープフルーツ、レモン、ライムなど、柑橘系の中から気に入った香りを選んでブレンドすると、失敗が少ないです。果物をイメージさせるフレッシュな香りは、男女ともに好かれる傾向があります。

人気の高いウッディー系

樹木系はナチュラルな香りが魅力です。森林浴をしているような心地よさを感じさせてくれます。樹木系は、抗菌・抗ウイルス作用などをもっているものも多いので、風邪予防や部屋の除菌などにも活躍します。ティートゥリーやユーカリが代表的です。

柑橘系、樹木系と相性のいいハーブ系

ペパーミントやローズマリーがこのグループで、爽やかですっきりとした香りが多いのが特徴です。民間薬としても古くから使われているものが多いです。ただハーブ系の中にはクセを感じるものもあり、好ききらいも分かれがちです。自分の好みか確認してくださいね。

女性に人気のフローラル系

ラベンダーやゼラニウムがこのグループです。主に花から抽出されます。そのため、採取できる量が少ないので、ローズやジャスミンなど高価なものがあります。美容効果の高い精油も多く、1滴が高額なものは、マッサージやスキンケアに使いたいです。

個人的におすすめなのは、樹脂系のフランキンセンスです。神秘的で独特なのですが、ファンになる人も多い香りだと思います。

S T E P 3

揮発性のバランスをみる

揮発性とは、香りが空気中に蒸発する速度のことです。ノートとも呼ばれます。蒸発する時間が速いほど、香りを感じる時間が短く、遅いほど香りが長く持続します。揮発速度によって、「トップ、ミドル、ベース」の3つに分類されます。

それぞれのノートをバランスよくブレンドすることによって、香りに立体感が生まれて、香りが長続きし、香りの変化を楽しむことができます。

まずは、ミドルノート

ブレンドの軸となる香りです。3種類以上の精油でブレンドする時は、まずミドルノートを決めます。ミドルノートの精油を入れることで、安定した香りが楽しめます。持続時間は4時間ほどといわれます。

イランイラン、カモミール、クラリセージ、サイプレス、ゼラニウム、ジャスミン、フランキンセンス、ラベンダー 、ローズなど、多くの精油がミドルノートに分類されます。

次に、トップノート

最初に広がる香りです。香りの印象が強く、華やかになります。ふわっと香り立ち、はかなく消える香りです。柑橘系やハーブ系に多いです。最も揮発性が速く、持続時間は20分ほどといわれます。

オレンジ・スイート、レモン、ベルガモット、ティートゥリー、ペパーミント、ローズマリー、ユーカリ、レモングラスなど。

最後に、ベースノート

時間が経つと香りはじめます。全体をまとめる役割をもち、香りを長持ちさせる効果もあります。樹木系やオリエンタル系など重く深みのある独特な香りが多いです。一番揮発性が遅く、6時間以上持続します。

サンダルウッド、シダーウッド、パチュリ、ベチバー、タイム、バニラなど。

S T E P 4

分量を調節する

1滴でも強く香るものから、ほのかに香るものまで、精油の香りには強弱があります。香りの強いものは同じ分量でも存在感が出て、他の香りを消してしまうこともあります。

でも、むずかしく考えずに、ペパーミントやレモングラスなど香りの強いものは少なめに、ベルガモットやオレンジの柑橘系は香りが弱いから多めに入れる、くらいの感じで大丈夫です。

ほんの1滴でも、がらりと印象が変わりますので、1滴ずつバランスをみていきます。決まった割合はないので、自分がちょうどいいと思う分量に調整します。人によっても感じ方が違う場合があります。

《香りが強いもの》
イランイラン、カモミール、ジャスミン、ゼラニウム、プチグレン、ペパーミント、レモングラス、ローズ など

《香りが弱いもの》
柑橘系、ラベンダー、ティートゥリー、ジュニパー、フランキンセンス、サンダルウッド、シダーウッドなど

おすすめのブレンドレシピ

ピンクや紫の花と精油

あれこれ気にせずにはじめて、あれ?と思ったときに、4つのポイントを知っていると効率よく調整できると思います。

参考に、シーン別におすすめの香りをご紹介します。気になるレシピをベースに、自分の好みにアレンジしても楽しいです。

リラックスしたい

ラベンダー3滴:ゼラニウム1滴:ライム2滴

お気に入りのブレンドです。フローラル系のラベンダーとゼラニウムに、爽やかなライムをプラスした香りは、ふっと力が抜けるような穏やかな香りがします。

ぐっすり眠りたい

ラベンダー2滴:オレンジ・スイート2滴:サンダルウッド1滴

サンダルウッドは強い鎮静効果をもちます。和名は白檀です。フランキンセンスに代えても、落ち着いた香りになりおすすめです。

リフレッシュしたい

ライム2滴:ペパーミント2滴:リツエアクベバ1滴

集中力やパフォーマンス能力を高めたい時、気分をリフレッシュしたい時にはぜひお気に入りの柑橘系の香りを選んでみてください。リツエアクベバはレモングラスと香りが似ています。

仕事や勉強に集中したい

ローズマリー2滴:レモン3滴

脳に刺激を与えて眠気を覚ます効果があるローズマリーとフレッシュなレモンの組み合わせは、晴れやかな香りで頭スッキリします。

心を癒して前向きな気持ちに

ゼラニウム3滴:イランイラン1滴:レモン1滴

ローズの香りに似ているといわれるゼラニウムですが、これはローズと共通の成分を含んでいるためです。そして、ローズと同様、ホルモン分泌や自律神経のはたらきを調整し、心と体のバランスを整えてくれます。

部屋の空間を清潔に保ちたい

ティートゥリー2滴:ヒノキ3滴

抗菌力がケタはずれのティートゥリーとヒノキのブレンドです。森林の中にいるような清々しい香りです。ディフューザーで拡散して使うと効果的です。

風邪のつらい症状を和らげたい(マスクスプレー)

ユーカリ2滴:ティートゥリー2滴:ペパーミント1滴 

風邪といえばユーカリといわれるほど、呼吸器系のトラブルに大きな効果をもたらします。かかる前に抗菌パワーのティートゥリーをマスクに含ませておくのはおすすめです。

頭のにおいが気になる(頭皮スプレー)

ローズマリー3滴:ティートゥリー2滴:ベルガモット3滴

ローズマリーは、血行を促す効果があるので、細胞が活性化されて頭皮バランスを調節してくれます。スーッとして爽やかな頭皮スプレーができます。

おわりに

精油のブレンドはアロマテラピーの魅力のひとつですね。好きな香りを見つけて、香りパワーを取り入れてくださいね。

わたしは、よくアロマペンダントに垂らして持ち歩いています。特に満員電車や人混みに疲れたときに嗅ぐとスッキリできます。香りが苦手な家族がいたり、部屋での芳香浴がむずかしい環境では、アロマペンダントを枕元に置いたり、バスソルトに混ぜたアロマバスもおすすめです。