オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、レモン、ライム。この精油ビンのラベルを隠して、子どもと香りクイズをしました。目的は、「やる気スイッチ」が入る香りを見つけること、です!
もくじ
香りで脳のスイッチを切り替える
柑橘系の香りは、交感神経を刺激して、脳のスイッチをオンにする効果をもつと考えられています。果実のようにフレッシュな香りは万人に好まれやすく、作用も穏やかなものが多いので、子どもも好きな柑橘系から1つ選んでもらいます。
柑橘系はどれも果実感があって爽やかですが、個性はしっかりありますね。香りクイズは、あっさり全問正解!いま使ってみたい香りは、グレープフルーツだそうです。
ちょっとツンと刺激のある香りに、目が覚めるような感覚になれるそうです。机に向かう時間が長くなる受験生も、自分がリフレッシュできる香りがあると、心強いですね。
ダイエットにもいいの?
柑橘系の甘酸っぱいさわやかな香りは、リモネンという精油成分。果肉ではなく、果皮に多く含まれます。神経を正常にする細胞のはたらきを活性化してくれるといわれており、リラックスを促し、心を元気にしてくれる香りです。
リモネンには、交感神経を活発にするはたらきがあり、それによって代謝や血行を促してくれます。頭をスッキリさせるリフレッシュ効果や、代謝アップ・消化活動の促進などダイエットにうれしい効果が期待できそうです。
そのほか、グレープフルーツ精油には、特徴成分でもあるヌートカトンという芳香成分が含まれています。ヌートカトンはほろ苦さを感じさせる香りですが、近年の研究によって、このグレープフルーツ特有の成分に、脂肪の燃焼を促進する効果があることが判明したそうです。
ダイエットの頼もしい味方
グレープフルーツは食欲を抑える効果があるとかで、ダイエット食のイメージがありますが、香りの成分は、果肉ではなく皮の表面に多く含まれるので、果実の香りをかぐだけでも効果が期待できそうです。
精油には、血液やリンパの流れを促進し、余分な水分や老廃物を排出するはたらきがあるので、冷えや肩こり、むくみやセルライトなどにはたらきかけるマッサージオイルにもおすすめです。ただし、皮膚刺激があるので濃度に注意が必要です。また光毒性があるので、皮膚に使用後は日光に当たらないようにしましょう。
なにせ、グレープフルーツ精油はダイエットの頼もしい味方ですね。母はダイエットに!子どもはやる気スイッチに!この夏、わが家ではヘビーユースです。