夏休みのおうち時間、親子で「手作り石けん」に挑戦しました。材料を混ぜて、粘土のようにこねこねするだけです。自分で作ったものが生活に役立つのもうれしいですね。今回は、色水でカラフルにしてみました。実験くん的な要素もあって、ワクワク楽しんでくれました!
使用する石けんのもとは植物性の「石けん素地」というもので、アロマショップなどで購入できます。加熱する必要もなく気軽に挑戦できます。
《材料》
・石けん素地・・・100g
・精油・・・10滴
・色素
・お湯・・・30ml
《用意する道具》
・ポリ袋2枚
・お湯を入れるカップ
精油は、ラベンダー、グレープフルーツ、ローズマリー(続編で使います)を使用しました。精油の量は、石けんの重量に対して1%が目安です。色のもとは、天然由来の食用色素を使用しました。粉末の場合は精製水に溶かして使います。
作 り 方
1
粉末の色素は、石けんと混ぜるお湯(黄15ml・青15ml)に溶かしておきます。
2
ポリ袋に石けん素地を入れ(1個分=50g)、精油(5滴)を入れます。
青いほうにラベンダー精油、黄色いほうにグレープフルーツ精油を、それぞれ入れました。
3
ドロドロにならないよう、1のお湯を少しずつ注ぎます。
耳たぶくらいの固さになるまでこねこねします。青の発色がいまいちで、ラベンダー色に・・・
4
袋から取り出し、手で丸めて好きなかたちに整えます。
上手に猫のかたちになりました。
カラフルでかわいい。ほぼ粘土遊びです。
5
できあがりました。1週間ほど風通しのいい場所で乾燥させて、ぜひ香りがなくならないうちに使ってください。
関連続・親子でつくる!ハーブ&アロマを使った『こねこねカラフル石けん』
2021.08.19
材 料 の こ と
1 石けん素地について2 今回使用したおすすめの精油3種
2.1 ①ラベンダー
2.2 ②グレープフルーツ
2.3 ③ローズマリー
3 アロマ石けんを作るときの注意
石けん素地について
できるだけシンプルな素材を使ったナチュラルな手ごね石けんの作り方を紹介しました。石けん素地は、地元の「生活の木」で販売されている300gを購入しました。石けん素地150gで市販の石けん2個分ほどができると思います。石けん素地を使って作る石けんは、混ぜるものによってお肌に与える影響が変わってきます。いい影響を与えてくれる、お肌に優しい素材を混ぜたいですね。今回ご紹介したように袋を分けて、それぞれに違う精油や浸出液を混ぜて作るとより楽しめます。作った石けんをプレゼントにしても喜ばれそうですね。
今回使用したおすすめの精油3種
植物の香りを石けんに加えることで健康と美容に役立てることができるといわれています。組み合わせはあまりむずかしく考えずに、好きな香りを楽しむ要領でOKです。今回使用した精油は子どもにも優しい作用のものになります。
ラベンダー
爽やかであたたかみのあるフローラルの香り。交感神経を落ち着かせる、リラックスの代表選手。鎮静、鎮痛、抗うつなど幅広い効能で万能といわれます。作用が穏やかで子どもにも安心して使用できるのも大きな魅力。頭痛、筋肉痛、月経痛などの鎮痛、やけどや傷の手当て、スキンケアにも有効。
グレープフルーツ
みずみずしい爽快なシトラス調の香り。万人に好かれるので、人が集まる場所に使う香りとしてもおすすめです。近年の研究で、グレープフルーツの香り成分がダイエットサポートに役立つことが判明しています。また、血液やリンパの流れを促し、余分な水分を排出し、むくみやセルライトの解消に有効です。光感作があるので、肌に使用した後は日光を避けるようにします。
ローズマリー
すっきりとした刺激的なハーブ調の香り。強力な抗酸化力をもち、さらに血液循環を促す効果にも優れます。中枢神経を刺激して集中力や記憶力を高める作用があり、勉強部屋や仕事場の香りにおすすめ。眠気覚ましにも効果的。肌を引き締め、脂性肌などのスキンケアや体臭予防にも効果を発揮。
アロマ石けんを作るときの注意
アロマ石けんを作るときには、いくつか注意が必要です。
●お肌に使う場合は特に、精油のグレードなどには注意が必要です。信頼できるお店から買うようにするなど、製品そのものの安全性にも配慮してください。消費期限内のものを使ってくださいね。
●精油を使用する際、敏感肌の方やお子さまは、少ない量からお試しください。原液が直接手につかないように気を付けてくださいね。
●精油の香りは石けんが乾燥すると弱まりますが、作っているときに刺激が強いと感じたら、換気やマスクの着用をおすすめします。
●石けんの色は精油の色と量に影響されます。乾燥すると変色することもあります。
お肌につけても大丈夫かを確認するためにも、まずは手洗い時に使ってしばらく様子をみられることをおすすめします。大丈夫なようでしたら、お体やお顔に使ってください。何か問題が出た場合は、使うのをやめて、必要に応じて医師の診察を受けてくださいね。