ハッカ油で、スーッと冷んやり『虫よけスプレー』を手作り

何かと万能に使えるハッカ油を常備している人は多いのではないでしょうか。特に、北海道の北見市で作られる「北見ハッカ」は、雑貨店などでもよく見かけますね。ハッカ油があれば、簡単な手順で虫よけスプレーも作れます。

北見ハッカ油

出典 Amazon

ハッカ油の主成分・メントールの特徴である爽快なスーッとする香りを虫たちが嫌います。さらに、冷んやり効果抜群のメントールは、体感温度を4℃下げるといわれていて、暑さ対策としても使えるスプレーを作りたいと思います。

ちなみになる話ですが、ハッカはミントの品種の1つで、日本で自生しているミントのことをいいます。ミントには多種多様な品種があって、スーッとする清涼感が特徴ですが、ハッカ、ペパーミント、スペアミントは、植物自体が異なるので、成分も異なるんです。

《メントールの含有量》
・ハッカ:70〜80%
・ペパーミント:40〜50%
・スペアミント:ほぼ0%

ミント好きの娘もハッカとペパーミントの香りを嗅ぎ分けました。ハッカ油は、濁りのないスーッとした香り、ペパーミント精油は、深い甘い香りにスーッとした香りが隠れている感じがします。アロマ系で癒されたいならペパーミント、日常使い(虫よけや消臭スプレー、湿布や軟膏、肌や髪のケア用品)にはハッカ油と目的に合わせて使うのがおすすめです。

スペアミントには、メントールがあまり含まれていない代わりに、スースー感は控えめなカルボンという甘い香りをもつ成分が主体になっています。欧米では料理に使うミントと言えば、スペアミントを指します。

北見ハッカ油の虫よけスプレーの材料

《材料》
・ハッカ油・・・10滴(約0.5ml)
・無水エタノール・・・5ml
・精製水・・・45ml

《用意する道具》
・スプレー容器
・計量スプーン

無水エタノールと精製水が手に入らない場合、水道水とハッカ油だけをミックスして使っている方もいるそうです。ただ、肌が弱い方や小さなお子さまへの使用は、安全性に配慮してくださいね。

作 り 方

1

容器に無水エタノール5ml、ハッカ油10滴(約0.5ml)を入れます。先にエタノールでハッカ油を溶かしてから、水を入れる必要があります。この順番は守りましょう。

2

精製水45mlを入れます。

精製水45ml入れる

3

できあがりです。作成日を記入して、水が含まれているので1〜2週間で使い切りましょう。

北見ハッカ油の虫よけスプレー