Herbal tea|ハーブティー

H E R B S

16 P O S T

きっかけは、STARBUCKS。

STARBUCKSのバリスタさんに提案してもらったのがきっかけでした。忘れられないのは、妊娠8週目にキャラメルマキアートが飲み切れなかったこと。大好きだった甘いドリンクが苦手になり、STARBUCKSの味が合わなくなっている切なさもあったなかの選択肢、ハーブティー?でも、あ、めっちゃおいしい!それからたまにハーブティーを飲むようになりました。いいものがからだに染み渡る感じはクセになります。でも断然、便利でおいしい市販のTバッグかカフェで。

罪悪感のないおいしい物。

わたしの人生でたまにブームになるハーブティーでしたが、最大級のつらい日常で飲んだときのハーブティーは、これまでの嗜好品のレベルとはすこし違いました。その違和感のようなものが気になって勉強をはじめましたが、メディカルハーブ1つ1つのもつ心身への作用の数々、植物のちからはすごいんだと思いました。そう思えたのは実感があったからです。しかもおいしくて、なんだかオシャレ。すこしお高いものではありますが、罪悪感のないおいしい物って、そうないと思います。

茶葉を選ぶときこそ楽しい。

専門店のブレンドは手軽でおいしいですが、自分で作るハーブティーも思っていたよりハードルは低めです。わざわざ茶葉からじゃなくても、ですが。さまざまな色や形のハーブを眺めて、その癒しの香りに包まれて、選ぶときこそ楽しいのです。また商品化されているハーブティーはブレンド数も多かったり、効能も味のバランスもいいと思いますが、自分でいくつも揃えるのはハードルが上がるので、家庭でも気軽に作れて、おいしい配合を試しました。

ブレンドレシピ

ハーブの一覧

エキナセアの花のイラスト

エキナセア


免疫力をアップするはたらきが注目されているハーブ。自己治癒力を高めるはたらきがあるほか、抗ウィルス作用や抗菌作用、消炎作用があるため、風邪やインフルエンザに役立ちます。季節の変わり目など体調を崩しやすい時期にもおすすめ。苦味や酸味などクセのない風味です。

【学名】 Echinacea purpurea
【科名】キク科 【使用部位】地上部
【和名】ムラサキバレンギク
【主な作用】免疫賦活、創傷治癒、抗菌、抗ウィルス、消炎
【主要成分】エキナコシド、多糖類、シナリン、イソブチアルミド

エルダーフラワーの花のイラスト

エルダーフラワー


フラボノイドを豊富に含み、発汗作用や利尿作用をもたらすため、発熱を伴う風邪やインフルエンザの初期症状緩和に役立ちます。抗アレルギー作用があり、カタル症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみなど)を鎮めることから花粉症対策にも。マスカットのような甘い香りがします。

【学名】 Sambucus nigra
【科名】レンプクソウ科 【使用部位】花
【和名】セイヨウニワトコ
【主な作用】発汗、利尿、抗アレルギー
【主要成分】フラボノイド配糖体(ルチン、クエルシトリン)、コロロゲン酸、粘液質(多糖類)、ミネラル(特にカリウム)、精油

オレンジ果実のイラスト

オレンジピール


オレンジの皮を乾燥させたハーブ。柑橘系の香りは、皮に凝縮されているという特徴があります。天然のフルーティーな香りは元気を与えてくれます。胃液の分泌を促し、食欲不振や消化不良にも役立ちます。入れすぎると苦味が強くなってしまうフラボノイド成分が含まれているので注意。

【学名】 Citrus sinensis
【科名】ミカン科 【使用部位】果皮
【和名】ダイダイ
【主な作用】胃酸分泌、消化機能促進、鎮静
【主要成分】精油、フラボノイド

カレンデュラの花のイラスト

カレンデュラ


別名、マリーゴールド。クレオパトラも愛した若返りのハーブ。美肌のためのスキンケア、口内炎や喉の炎症に効果的。抗菌作用は風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも。軽い傷ややけどの手当て、日焼けには湿布や軟膏など、外用としての使用もおすすめ。

【学名】 Calendula officinalis
【科名】キク科 【使用部位】花
【和名】トウキンセンカ
【主な作用】抗ウィルス、抗菌、消炎、皮膚・粘膜の修復
【主要成分】カロテノイド(ルテイン、リコペン)、タラキサステロール、フラボノイド(クエルセチン)、苦味質

黒豆のイラスト

黒豆


大豆の品種の1つ。おせち料理でも食されてきた伝統食材。黒い皮に含まれるポリフェノールは抗酸化作用により老化防止・血流の改善、また内臓脂肪をつきにくくします。良質なタンパク質は、まさに畑の肉。無駄なく筋肉となり脂肪を燃焼、さらに余分なコレステロールや中性脂肪も排出。女性ホルモンと似たはたらきをするイソフラボンを含み、更年期障害の予防にも。

【学名】 Glycine max
【科名】マメ科 【使用部位】種子
【主な作用】脂質代謝調整、ホルモン分泌調整
【主要成分】トリテルペノイドサポニン(ソヤサポニン)、イソフラボン類(ダイゼイン、ゲニステイン、ゲニスチン)、脂肪油、デンプンなど

シナモンのイラスト

シナモン


最古のスパイス、古代では金よりも高価だったといわれています。体を温めて血液の流れをよくし、体の機能全般を活性化し、新陳代謝のアップ。体の冷えや風邪の初期症状を和らげるほか、胃液の分泌を促進し、胃もたれやお腹の張りなどを和らげてくれます。血糖値調節作用にも注目されています。
※子宮収縮作用があるため妊娠中は使用を避けましょう。

【学名】 Cinnamomum cassia
【科名】クスノキ科 【使用部位】樹皮
【和名】桂皮(ケイヒ)、肉桂(ニッケイ)※ニッキはニッケイのなまり
【主な作用】消化促進、抗菌、駆風、血糖調整
【主要成分】精油、タンニン、クマリン(シンナムアルデヒド、オイゲノール)

ジャーマンカモミールの花のイラスト

ジャーマンカモミール


痛みや炎症などのからだの不調から、興奮状態や緊張、落ち込みなどのこころの不調まで癒してくれる万能なハーブ。女性特有の悩みにもおすすめです。りんごのような香りが特徴。やさしく落ち着かせる性質なので、子どもが安らぐお茶としてもいいと思います。

【学名】 Matricaria chamomilla
【科名】キク科 【使用部位】花
【和名】カミツレ
【主な作用】消炎、鎮静、鎮座
【主要成分】精油(α-ビサボロール、カマズレン)、マトリシン、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)

ジンジャーのイラスト

ジンジャー


血の巡りをよくして体を温めてくれるので、冷え対策に人気。血行不良が原因の肩こりや頭痛にも役立ちます。辛味成分のショウガオールは体の深部を温める効果があり、新陳代謝を高めます。ダイエット効果にも期待。乗り物酔い、消化不良、また関節炎や気管支炎などの炎症性疾患にも。

【学名】 Zingiber officinale
【科名】ショウガ科 【使用部位】根
【和名】ショウガ
【主な作用】消化促進、利胆、慢性変力、制吐、消炎、鎮痛
【主要成分】精油(ジンギベレン)、辛味成分(ショウガオール、ジンジャロール)

ステビアリーフの花のイラスト

ステビアリーフ


ステビオシドという甘味成分を含み、ショ糖の100倍以上の甘みがあります。効果・効能が目的というより、すこし甘みがほしいとき、渋みや酸味のあるハーブにすこしプラスするだけで中和された味になります。砂糖の代わりとして。ダイエット時、高血糖や高血圧治療のサポートに。

【学名】 Stevia rebaudiana
【科名】キク科 【使用部位】葉
【主な作用】矯味(甘味)
【主要成分】テルペン配糖体(ステビオサイド)、β-シトステロール、スチグマステロール、タンニン、精油

ダンディライオンの花のイラスト

ダンディライオンルート


ビタミンやカリウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。優れた利尿作用、緩下作用で、むくみ解消や肌荒れに役立つハーブです。肝機能を高めるはたらきもあり、デトックスにも向いています。鉄分も豊富で貧血予防によく、母乳の出を促す作用が期待できるので産後の飲み物としても役立つと思います。

【学名】 Taraxacum officinale
【科名】キク科 【使用部位】根
【和名】セイヨウタンポポ
【主な作用】緩下、強肝、催乳、利胆、利尿
【主要成分】イヌリン(多糖類)、タラキサステロール苦味質(タラキサシン)、カフェ酸、ミネラル(カリウム、カルシウム)

ネトルのイラスト

ネトル


ドイツではアレルギー緩和やデトックスを目的とした春季療法に使われます。花粉症やアトピー性皮膚炎の改善に有効。ビタミンや葉酸、鉄分・カルシウムなどのミネラルが豊富で、浄血・造血作用があり、妊婦さんの貧血予防にもおすすめ。利尿作用があり、体内の老廃物や尿酸の排出を促すため、泌尿器系の感染症や関節炎にも。

【学名】 Urtica dioica
【科名】イラクサ科 【使用部位】葉
【和名】セイヨウイラクサ
【主な作用】利尿、浄血、造血
【主要成分】フラボノイド(クエルセチン)、フラボノイド配糖体(ルチン)、クロロフィル、フィトステロール(βシトステロールなど)、カロテノイド(β-カロテン)、ビタミンC、葉酸、ミネラル(ケイ素、カルシウム、カリウム、鉄)

バードックのイラスト

バードック


利尿作用に優れ、血液をきれいにするはたらきがあるハーブ。食物繊維が豊富で便秘の解消にも役立ちます。老廃物や余分な水分を排出するデトックス効果もあり、むくみ解消やダイエットのサポートにも。抗菌成分(ポリアセチレン)を含み、特に皮膚の感染に有効です。抗酸化作用にも優れています。

【学名】 Arctium lappa
【科名】キク科 【使用部位】根
【和名】ゴボウ
【主な作用】解毒、抗ウィルス、抗菌、抗酸化
【主要成分】イヌリン、タンニン、ポリフェノール酸、苦味質、飽和脂肪酸

ハイビスカスのイラスト

ハイビスカス


鮮やかなルビー色のハーブティー。爽やかな酸味のクエン酸に加えて鉄分やカリウムなどのミネラルを含み、エネルギー代謝や新陳代謝を促して疲労回復や夏バテ解消に役立ちます。アントシアニンが含まれているので、パソコンやスマホによる目の疲労感にもはたらきかけます。

【学名】 Hibiscus sabdariffa
【科名】アオイ科 【使用部位】萼
【主な作用】代謝促進、利尿
【主要成分】植物酸(クエン酸、リンゴ酸、ハイビスカス酸)、アントシアニン(ヒビスシン)、粘液質(多糖類)、ペクチン、ミネラル(鉄、カリウム)

ペパーミントのイラスト

ペパーミント


メントールの香りが印象的。疲れを感じるときにはからだを元気にしてくれたり、気分が高ぶっているときには神経を落ち着かせてくれたり、そのときどきのちょうどいい状態にしてくれます。香りのいい葉は消化を促進することが知られており、胃腸の不快な症状を軽減させてくれます。

【学名】 Mentha piperita
【科名】シソ科 【使用部位】葉
【和名】セイヨウハッカ
【主な作用】駆風、健胃、制吐、賦活のち鎮静
【主要成分】精油(l-メントール、メントン、メントフラン)、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)、タンニン(ロスマリン酸)、カフェ酸、クロロゲン酸

マルベリーの果実のイラスト

マルベリー


葉に含まれるデオキシノジリマイシン(DNJ)は血糖値の上昇を抑えるはたらきがあり、糖を吸収しづらくしてくれます。また、腸内環境を整える作用で便秘を改善し、ダイエットにも役立ちます。クロロフィルや鉄分、カルシウムなどのミネラルが豊富で栄養補給にもおすすめのハーブです。

【学名】 Morus alba
【科名】クワ科 【使用部位】葉
【和名】クワ
【主な作用】α-グルコシターゼ阻害による血糖調整
【主要成分】デオキシノジリマイシン(DNJ)、γ-アミノ酪酸(GABA)、クロロフィル、フィトステロール(β-シトステロール)、ミネラル(鉄、カルシウム、亜鉛)

ユーカリの葉のイラスト

ユーカリ


コアラが食べることで有名な葉。爽快感のあるすっきりとした風味が特徴です。抗菌作用や抗ウィルス作用があるため、花粉症や風邪のときの鼻づまりに役立ちます。特に精油成分に抗菌作用があり、蒸気を吸入するのもおすすめ。うがいやマウスウォッシュに使うのも有効です。

【学名】 Eucalyptus globulus
【科名】フトモモ科 【使用部位】葉
【主な作用】去痰、抗ウィルス、抗菌、浄化作用
【主要成分】精油(シネオール)、フラボノイド、タンニン

ゆずのイラスト

ゆず


ゆずなどの柑橘類にはリモネンという成分が多く含まれていて、気持ちをすっきりさせる、ストレスを和らげるなどのリラックス効果があります。果皮にはビタミンCが含まれ、肌荒れや冷え性、風邪予防にもなります。

ラベンダーのイラスト

ラベンダー


心を落ち着かせる鎮静作用をもつ成分、酢酸リナリルやリナロールを多く含みます。リラックス効果は抜群。精神的ストレスが原因で眠れなかったり、胃の痛み、頭痛などにも。女性特有の不調にもはたらきかけます。抗菌作用や抗炎症作用があり、痛みを和らげたり、皮膚トラブルの改善にも有効です。

【学名】 Lavandula officinalis
【科名】シソ科 【使用部位】花
【主な作用】鎮痙、鎮静、抗菌
【主要成分】フラボノイド、タンニン、精油(酢酸リナリル、リナロール、ラバンデュロール、リモネン)

リコリスルートのイラスト

リコリス


甘さはショ糖の50倍。根に含まれる甘味成分でもあるグリチルリチンにはからだの免疫力を高めるはたらきがあるといわれています。炎症やアレルギーを鎮めたり、咳や痰、喉の痛みを伴う気管支炎の不快な症状にも有効です。
※肝臓疾患、高血圧症、腎不全、妊娠中、授乳中の人は控えた方がよいハーブです。

【学名】 Glycyrrhiza glabra
【科名】マメ科 【使用部位】根
【和名】甘草(カンゾウ)
【主な作用】矯味(甘味)、去痰、抗アレルギー、消炎、鎮咳
【主要成分】トリテルペン系サポニン(グリチルリチン酸)、フラボノイド、イソフラボン類、クマリン類、カルコン類

ルイボスのイラスト

ルイボス


アンチエイジングといえばルイボスといわれるほど抗酸化成分を多く含んでいます。その成分がフラボノイドです。冷え性や便秘などを解消する代謝促進作用、花粉症やアトピー性皮膚炎などに役立つ抗アレルギー作用、老化やさまざまな不調の原因となる活性酸素を取り除く作用があります。

【学名】 Aspalathus linearis
【科名】マメ科 【使用部位】葉
【主な作用】抗アレルギー、抗酸化
【主要成分】フラボノイド(ルテオリン)、フラボノイド配糖体(アスパラチン)、タンニン、フェノール酸(カフェ酸)

レモングラスのイラスト

レモングラス


レモンのような香りがしますが、イネ科の植物です。精油成分には強力な抗菌作用があり、風邪やインフルエンザなどの予防に有効。胃腸の調子を整えるはたらきがあり、食後の消化促進、消化不良や食欲不振、お腹の張り、腹痛などに役立ちます。爽やかな香りは気分もリフレッシュさせてくれます。

【学名】 Cymbopogon citratus
【科名】イネ科 【使用部位】地上部
【主な作用】健胃、駆風、抗菌、矯味、矯臭
【主要成分】精油(シトラール、シトロネラール、ゲラニオール、リナロール)、フラボノイド

レモンマートルのイラスト

レモンマートル


柑橘系の香り成分シトラールをレモンの約10倍以上も含み、すっきりリフレッシュできる香りが特徴。シトラールは抗菌作用が高く、風邪・インフルエンザ予防や消化不良にもよいといわれています。

【学名】 Backhousia scitriodora
【科名】フトモモ科 【使用部位】葉
【主な作用】抗菌、芳香・矯臭
【主要成分】シトラール、精油成分、ビタミン類、ミネラル

ローズヒップ果実のイラスト

ローズヒップ


レモンの約20倍のビタミンCを含み、「ビタミンCの爆弾」といわれています。ほかにもビタミンA、B、Eやフラボノイド、リコピン、β-カロテンなどを含み、栄養価が高く、疲労回復や風邪予防にも有効です。利尿作用や緩下作用をもたらすためダイエットやデトックスのサポートにも。

【学名】 Rosa canina
【科名】バラ科 【使用部位】偽果
【和名】イヌノイバラ、ヨーロッパノイバラ
【主な作用】緩下、ビタミンC補給
【主要成分】ビタミンC、ペクチン、植物酸、カロテノイド(リコピン、β-カロテン)、フラボノイド